こんにちは、毎年カンボジアに行くmoriです。
はじめてのカンボジア旅行。
- いつ行くの?ベストシーズンは?
- どこに行くの?おすすめの場所は?
- なにを持って行くの?
などなど、不安になることも多いですよね、
5年以上カンボジアに関わっていてぼくが、そんな不安を払拭したいと思います。
準備をしっかりとしておけば、旅行はもっと楽しくなりますよ。
パスポートを取得する
カンボジアに限らないのですが、海外に行く時に絶対に必要となるものはパスポート。
カンボジア入国のために必要なパスポートは、有効期間がカンボジア入国日より6ヶ月以上残存している必要があります。
パスポートは各都道府県にあるパスポートセンターで取れますよ。
値段はパスポートの種類によって次のようになっています。
- 10年間有効:16,000円
- 5年間有効(12歳以上):11,000円
- 5年間有効(12歳未満):6,000円
更新の手間を考えると、10年間有効のものがいいです。
カンボジアのベストシーズンは?
カンボジアは熱帯にある国なので、日本とは季節が全く違います。
基本的には雨がほとんど降らない乾期と、毎日雨が降る雨期の2つの季節があります。
カンボジアの季節を大まかに分けるとこんな感じです。
- 雨期:5月〜10月頃
- 乾期:11月〜4月頃
その中でも一番過ごしやすいのは11月〜1月頃。
この時期のカンボジアは雨も少なく、過ごしやすいんです。
そして、3月の終わり頃から〜5月ことになると雨はまだ少ないのですが猛烈な暑さに見舞われます。
この時期の旅行はかなり体力が消耗する感じですね。
雨期は雨が降って観光できないと思われるかも知れませんが、意外と観光も楽しめます。
雨が降ると言っても1日中降り続くことはほとんどありません(海沿いの町は除く)。
1〜2時間程スコールで激しい雨が降れば、後はカラッと晴れ上がるのがカンボジアの雨期です。
雨の時間だけ足止めを食らいますが、それ以外は楽しく観光できますよ。
ただ、雨期の終わりの方(9月〜10月頃)にかけては雨の量がかなり多くなります。
場所によっては洪水が起きたりして大変なこともあるんです。
できればこの雨の多い時期は避けた方が良いですね。
アンコールワットだけじゃない。カンボジアの魅力たっぷりの町を紹介
カンボジアといえばアンコールワット。
たしかにアンコールワットはめちゃくちゃ有名なので、カンボジア旅行=アンコールワット観光になってしまうのかも知れません。
でも、実際にはアンコールワットだけじゃないんです。カンボジアの魅力は。
ここではいくつかカンボジアの魅力的な町を紹介します。
アンコールワットの町・シェムリアップ
いきなりですみません。
魅力的な町がたくさんあると言っても、真っ先に挙げるのはアンコールワット!
この町にはアンコールワットをはじめとする多くの遺跡があります。
ガジュマルの樹が遺跡を締めつける様子は圧巻!「タ・プローム」
神秘的な顔が並ぶ仏教寺院「バイヨン」
何度も行きましたが1日で回りきるのは不可能です。
数日かけて近場の遺跡だけでなく、ちょっと遠くの遺跡も見て回るのがオススメです。
カンボジアの世界遺産「プレアヴィヒア寺院」もオススメ。
世界的な観光地なので、リーズナブルなゲストハウスから5つ星ホテルまでたくさんのホテルが揃っているので好みのホテルもきっと見つかりますよ。
シェムリアップ(アンコールワット)観光については、こちらで詳しく紹介しています。
アンコールワット観光に必要なものは?旅行計画の立て方から具体的な準備まで解説します
発展を続ける首都・プノンペン
プノンペンは目覚ましい発展を遂げているカンボジアの首都。
市内は高層ビルが次々と建設されていて、経済発展の勢いを肌で感じられる街。
シェムリアップに比べて観光する場所は少ないですが、活気に満ちあふれた街を歩くと元気になるような気がします。
これはプノンペンの街中になる「ワット・プノン」というお寺です。
あと、忘れてはならないのはカンボジアの負の遺産ともいうべきポル・ポトによる大虐殺。
プノンペンから少し離れた場所にはキリングフィールドと呼ばれる場所があり、多くの人たちが処刑されました。
ちょっと気分が重たくなりますが、プノンペンを訪れたなら行っておきたい場所です。
#カンボジア の首都プノンペンから少し離れた場所にある「キリングフィード」
ポル・ポト時代に多くの人が処刑された場所です。
かなり心が重たくなるけど一度は行く価値があると思います。
ぜひ音声ガイド(日本語もある)を聞いてみて。 pic.twitter.com/QkZYktO1QA
— モリレイ@カンボジアに住みたい自炊愛好家 (@mori_rei) 2018年2月10日
美しい海が広がる街・シアヌークビル
よくこんなことを聞かれます。
実はカンボジアには海があるんです。それもきれいな海が!
その中でもシアヌークビルと呼ばれる街は、カンボジアで一番のビーチリゾート。
西洋人が多く訪れていて、各種マリンスポーツも楽しめます。
ビーチで食べるディナーは最高。
もうここがカンボジアっていうことを忘れさせてくれちゃいます。
お気に入りのリゾート地ですね。
ちょっと離れた島に行けば信じられないような絶景に出会えます。
その他の街も魅力いっぱい
シェムリアップ、プノンペン、シアヌークビル。
この3つの街がカンボジアの有名どころですが、この街以外にも素晴らしい場所がカンボジアにはたくさんあります。
ぼくが実際に訪れて良かった街をいくつか簡単に紹介しますね。
涼しい高地・モンドルキリ
カンボジアの北東にあるモンドルキリ。
高地にあるので暑いカンボジアの中でも特別に涼しい場所です。
カンボジア人も暑さを逃れるためにモンドルキリに涼みにくるという避暑地でもあります。
自然がいっぱいで素敵な街ですよ。
カンボジア23州に行ったぼくが選ぶカンボジアのベストリゾート地はモンドルキリ
静かな海辺の街・ケップ
カンボジアのビーチリゾートはシアヌークビルだけではありません。
開発されたシアヌークビルと違い、ケップはまだ開発があまり進んでいない海辺のリゾートです。
のんびりとした時間を過ごしたいならケップがおすすめ!
カニや海老などの海鮮がめちゃくちゃおいしいんですよ。
雲の上へ!ボーコー山
カンボジアの南、シアヌークビルの近くにあるボーコー山。
ここも避暑地として人気のスポットです。
道路も整備されていて、交通のアクセスもだんだんと良くなってきています。
雲に突っ込んで山頂を目指すと、そこには昔に作られた廃墟となった教会やカジノなどが。
イメージしているものとは違ったカンボジアが発見できるかも。
カンボジア南部の観光地ボーコー。教会に行かないと来た意味がありません
陶器の街・コンポンチュナン
東南アジア最大の湖・トンレサップ湖の西岸にある街・コンポンチュナンは陶器の街。
素朴な陶器がたくさん作られていて、プノンペンなど各地へ出荷されています。
プノンペンからは車で2時間ほど。
ちょっと遠出して訪れてもいいかも。
ちいさな陶器はお土産にもぴったりです!
航空券を予約する
行きたい場所が決まったら航空券を予約します。
日本からカンボジアへは「東京(成田)〜プノンペン」は直行便が出ていますが、その他の路線は直行便がまだありません。
ちなみに、東京からプノンペンに行くなら直行便がオススメです。
プノンペン〜東京便をよく利用する友人は、かなり快適だったと言ってました。
ちょっと値段は張りますが、5〜6時間台の移動だけで済むのは体力的にも大きいはず。
ANA(東京〜プノンペン便)のタイムスケジュールはこんな感じです。
- 10:50(東京) → 15:40(プノンペン)
- 22:50(プノンペン) → 6:30(東京)
お得な航空券を探す方法
自分に最適な航空券を探すにはどうしたらいいか?
ぼくがいつも利用するのはスカイスキャナーというサービスです。
出発地と目的地、期間を入力すると安い航空券を簡単に探せますよ。
スカイスキャナーでお得な航空券を探す
航空券と一緒に海外旅行保険に入るならエアトリが便利。
よく利用しているサービスで、航空券も安いものが多いですよ。
到着する空港と帰国する時の空港が違う航空券も予約できるので、色々な街を回る時にも便利です。
日本のサービスなので全部日本語で手続きできますよ。
エアトリの航空券予約はこちらから
航空券やホテルも含めておまかせするならツアーが便利
乗り継ぎに最適な空港は?
直行便を使えない場合、どこかの国で乗り継ぎをすることになります。
どの空港で乗り継ぎをするのがいいのでしょうか?
これまでのいくつかの空港で乗り継ぎを経験しましたが、その中でもオススメの空港は仁川空港です。
仁川空港で乗り継ぎをするメリットはこの3つ。
- 飛行機に乗る時間が短い
- 待ち時間を有効に使えるサービスが充実
- インターネットが使える
メリット1 飛行機に乗る時間が短い
1番目のメリットは時間のロスが少ないこと。
つまり、距離的に無駄のない移動ができるということです。
カンボジアに行く時によく使われる航空会社で「タイ航空」がありますが、多くはバンコクで乗り継ぎをします。
バンコクは日本から見てカンボジアの先にあるので、カンボジアを通り越して戻ってこないといけません。
つまり、それだけ飛行機に乗っていないといけない時間が長くなるってことです。
仁川空港の場合には、距離のロスがないので飛行機に乗っている時間は短くて済みます。
メリット2 待ち時間を有効に使えるサービスが充実
仁川空港には乗り継ぎ待ちを退屈しないで過ごせるサービスがたくさんあります。
中でも特筆すべきなのはトランジットツアー。
乗り継ぎ客は無料で韓国ツアーに参加できるという太っ腹なサービスです。
ぼくはソウルの街中まで観光に行きましたよ!
その他にも、無料でシャワーが使えるのも嬉しいです。
韓国・仁川(インチョン)空港最高!飛行機を乗り継ぐ人は無料でシャワーが使えるよ
メリット3 インターネットが使える
空港によってはインターネットがひどく制限されている場所。
特に中国の空港はネット規制がひどいんです。
毎日使うこのようなウェブサービスがことごとく使えません。
- Google(Gmailや検索などすべてのサービス)
- LINE
仁川空港では当然、これらのサービスを使うことができます。
そしてインターネットも高速で快適。
これなら待ち時間を有効に使えますね。
ビザを取得する
カンボジアへ行くためにはビザが必要です。
ビザを取る方法にはいくつかあるのですが、一番簡単なのはeVisaという種類のビザ。
家から一歩も出ることなくビザが取れるんですよ。
パソコンやスマホからeVisaを取る方法はこちらで詳しく紹介しています。
カンボジア旅行者必見!自宅で取れる観光ビザ”e.visa”の取り方を徹底解説
スマホからカンボジアのビザ(e-Visa)を取る方法を徹底解説
ちなみに現地の空港でビザを取るという方法もあるのですが、あまりオススメできません。
その理由は2つ。
- 日本の空港でビザがないことをしつこく質問される
- 現地の空港でビザ取得に時間を取られる
eVisaを取ってストレスなく旅行しましょう!
頻繁にカンボジアに行くなら有効期間内なら何度でも出入国できる数次ビザがおすすめです。
数次ビザの取得方法は「【2023年版】カンボジアに何度も入国できる数次ビザを郵送で発行してもらう方法を徹底解説 」で紹介しています。
ホテルを確保する
宿泊するホテルも旅行の楽しみですよね。
カンボジアには安いゲストハウス(1泊10ドル以下)から高級なホテル(1泊1,000ドル以上)までいろんなホテルがありますよ。
どんなホテルがおすすめなのか?
正直言って、高いホテルに泊まるにこしたことはありません。
でも、できるだけ安くて気持ちよく過ごせるホテルに泊まりたいと思いますよね。
じゃあ、一体どれくらいのホテルなら快適に過ごせるのか?
ぼくの経験では、1泊30ドル程度払えば快適に過ごせます。
必要最低限のものが揃っていて、清潔感があり快適に過ごせるのが1泊30ドルくらいから。
それ以下になると清潔感がなかったり、設備が整っていなくて辛い思いをするかも知れません。
1泊10ドル程度のゲストハウスに泊まったことがありますが、こんな感じでした。
- 水シャワー(お湯が出ない)
- 水圧が低すぎる(シャワーからちょろちょろ水が滴る程度)
- エアコンがないので暑すぎる
- Wi-Fiがない
- 部屋が薄暗い
お得なホテルの検索はエクスペディアが便利ですよ。
海外旅行保険に入る
日本からまったく環境の異なるカンボジアへやって来ると体調を崩すこともよくあります。
初めてのカンボジア。ぼくは1週間くらいでひどい腹痛を経験しました。
まだ腹痛くらいなら我慢できないでもないのですが、熱帯のカンボジアには日本にない恐ろしい病気も存在しています。
蚊を媒介して感染する病気であるマラリアやデング熱がそれ。
ぼくはデング熱にかかってしまい、1週間の入院生活を強いられました。
入院費用は日本円で約25万円です。
さらにひどいことも想像されます。
医療レベルがまだそれほど高くないカンボジア。この国では治療出来ないとなった場合、お隣タイのバンコクに緊急搬送されることもあるんです。
その場合の移送費はとんでもない額になってしまいます。
数百万円!!!
払えませんよね。
そんな万一の場合にも備えて、海外旅行保険に加入されることを強くおすすめします。
海外旅行保険で有名AIU
エアトリでも航空券の購入時に海外旅行保険に加入できますよ。
クレジットカードの保険もチェック!
アメリカドルを用意する
カンボジアではアメリカドルが普通に使えます。
カンボジアには「リエル」というカンボジア独自の通貨があるのですが、アメリカドルと併用されているのが現状。
クレジットカードが使える場所は日本と比べてまだまだ少ないので、現金をしっかりと持って行っておいた方が安心です。
多額の現金を持って行くのが不安ならば、現地のATMで現金が引き出せるカードを持って行くといいですよ。
現地では高額紙幣$20、$50、$100は使えないこともあるので、できるだけ1、5、10ドルほどの少額のドル紙幣を用意しておくと安心です。
あまり知られていませんが、アメリカドルには2ドル札もあります。
これは受取拒否されることが多いので持って行かないのが正解です。
よく「リエルを用意しておいた方がいいの?」と聞かれることがありますが、用意する必要は全くありません。
街中に両替屋がありますし、普通にアメリカドルが使えるので大丈夫。
ちなみにカンボジアでは日本円もアメリカドルに両替できますよ。
カンボジアで日本円を両替したい?とりあえず聞いてみたらいいよ。
カンボジアに持っていくものは?
カンボジア旅行に何を持って行ったらいいのか?
持ち物リストを作ったので、こちらをご覧ください。
毎年カンボジアに行くぼくがおすすめする「カンボジア旅行・持ち物リスト」
クメール語(カンボジア語)を少しだけ勉強する
現地の言葉を少しでも知っておくと旅の楽しみは広がります。
旅行ガイドをよく見ると少しだけクメール語が載っています。
そういうのを少し見ておくと旅行がもっと楽しくなるはず。
ぼくのおすすめは指さし会話帳です。
シチュエーション別にいろいろなクメール語の表現方法が載っています。
なにより素晴らしいのはイラストがふんだんに使われていること。
イラストを見ながらクメール語を勉強するのは楽しいですよ。
さらにすごいのはイラストと一緒にクメール語の文字が書かれていることです。
話し相手に文字を見てもらえるので、しっかりと言いたいことが伝わります。
ぼくは薬局で抗生物質を買うときに大活躍しましたね。
普通クメール語で抗生物質なんて覚えませんから。
カンボジア語がわからなくても絵で伝えられる便利な本「旅の指さし会話帳19カンボジア(カンボジア語)[第3版]」