こんにちは、毎年海外に行くレイです。
ぼくは関西に住んでいるので、海外へ行く時に使う空港は関西国際空港です。
このページでは、関西国際空港から海外旅行に行く手順をまとめました。
空港への移動から、飛行機への搭乗までの流れは次のようになります。
- 空港に行く(電車・バス)
- 外貨両替
- 搭乗する航空会社のチェックインカウンターでチェックイン
- 保安検査
- 出国手続き
- 搭乗する飛行機の情報を確認
- KIX-ITMカードにポイント加算
- 搭乗ゲートへ移動
それでは1つずつ詳しく説明していきますね。
【1】空港に行く(電車・バス)
まず最初は空港への移動方法から。
空港への移動方法はいろいろとありますが、電車か空港リムジンバスを使うのが一般的です。
電車とバス、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
メリット | 渋滞がないので、空港の到着時刻が読める。 |
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デメリット | 値段が高い(特急電車を利用する場合) 乗換がある場合には荷物を持っての移動が大変 |
メリット | バスに乗ってしまえば空港まで行ける。 バスによっては第二ターミナルまで直接行ける。 |
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デメリット | 交通状況によって到着時刻が遅くなる恐れがある。 |
国際線の場合、出発の2時間前には空港に到着するようにします。
バスの場合、電車以上に余裕をもって空港に到着するようにするといいでしょう。
ラッシュの時間帯には到着が遅くなるだろうし、もし何かの事故があった場合には渋滞に巻き込まれてしまう恐れもあるので。
その点、電車はしっかりと到着時刻が読めるのがいいですね。電車も遅れることはありますが、バスよりマシです。
関西国際空港へバスの詳細については、関西空港交通株式会社のウェブサイトを見てください。
時刻表・運賃 | 【公式】関西国際空港のエアポートリムジンバス・時刻表・のりば・運賃・全路線一覧(関西空港交通株式会社)
関西国際空港への電車一覧
関西国際空港へ電車で行く場合には、JRと南海電車が使えます。
それぞれ特急と普通の電車が走っているので、どこから乗るかや予算などに応じて使い分けるといいですね。
- JR 特急はるか
- JR 関空快速
- 南海電車 特急ラピート
- 南海電車 空港急行
JRで空港に行く
JRは京都(一部の電車は滋賀)から関空特急「はるか」が走っているので、この電車に乗るのが一番楽。
ただし特急料金がかかるので少し割高になります。
主な駅からの運賃を載せておきますね。
乗車駅 | 運賃 |
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京都 | 乗車券:1,910円 特急券:990円(自由席) 合計:2,900円 |
新大阪 | 乗車券:1,390円 特急券:990円(自由席) 合計:2,380円 |
天王寺 | 乗車券:1,080円 特急券:660円(自由席) 合計:1,740円 |
はるかを少しでもお得に乗るなら「はるか早特往復きっぷ」を利用するといいです。
条件がちょっと厳しめで軽い気持ちで利用しづらいですが、条件を満たせるなら利用してもいいですね。
- 往復で購入しないといけない
- 販売期間は乗車日の1ヶ月前から3日前
- 有効期限は14日間
- はるかの普通車指定席に乗車可能
はるか早特往復きっぷを利用した場合どれくらい安くなるか載せておきます。
乗車区間 | 通常料金(往復) | はるか早特往復きっぷ |
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京都〜関西空港 | 6,860円(3,430円×2) | 4,890円 1,970円お得 |
新大阪〜関西空港 | 5,820円(2,910円×2) | 3,770円 2,050円お得 |
天王寺〜関西空港 | 4,540円(2,270円×2) | 3,060円 1,480円お得 |
お得なきっぷを使えば安くなるとはいえ、特急料金がけっこうかかりますよね。
交通費を抑えたいなら、大阪環状線から関西国際空港へ走っている「関空快速」を使うともっと節約できます。
関空快速は普通の電車なので特急料金がかかりません。
ただこの電車は大阪の中心部から大阪南部を走っているので、空港の利用者以外もかなりの人が利用します。
時間帯によっては結構混むこともあるので、大きな荷物を持って乗る時には注意した方がいいですね。
南海電車で空港に行く
南海電車は難波から関西国際空港まで走っています。
JRと同じく特急「ラピート」と、普通の電車「空港急行」の2種類です。
特急ラピートで難波から関西空港まで乗車する時の運賃はこちら。
乗車駅 | 運賃 |
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なんば | 乗車券:930円 レギュラーシート:520円(普通指定席) 合計:1,450円 |
なんば駅から関西空港まで37分です。
ちなみに関空トク割 ラピートきっぷを使ったら、1,450円が1,290円まで安くなります。
買える場所はこちら。
なんば(2Fサービスセンター・3F特急券発売所)、新今宮、天下茶屋、住吉大社、堺、関西空港
詳しくは南海電鉄のWEBサイトを確認してください。
少しでも安く行きたいなら、運賃だけで行ける空港急行が便利ですよ。
南海なんば駅から約44分で関西国際空港に行けます。
早朝便に乗る場合には前泊がおすすめ
早朝の飛行機に乗る場合には前日の夜から空港に泊まっておくといいですよ。
関西空港には予算に合わせてホテルから休憩所まで揃っています。
詳しくは「関空で夜明かしするならエアロプラザがおすすめ!便利な場所を徹底紹介するよ」で紹介しています。
【2】外貨両替
海外旅行に必要なものと言えば外貨。
日本でいくらか両替して持っていくと安心です。
一般的に空港での両替はレートが悪いと言われているのでおすすめしませんが、マネーパートナーズの外貨両替はかなりお得に両替できるんですよ。
1,000通貨以上両替するならマネーパートナーズで外貨両替をしましょう。
ただ、マネーパートナーズの外貨両替には手数料がかかります。
少しだけ両替すると逆に損してしまうので注意してくださいね。
マネーパートナーズの外貨両替は事前申込制です。
事前に申し込み手続きをしておくと空港で外貨を受け取れます。
関西国際空港駅、改札前にある外貨両替の窓口へ。
外貨受取に関する書類にサインします。
このような封筒に入った外貨を受け取ります。
少額の外貨両替では街中のチケットショップを利用することが多いです。
今はクレジットカードで支払いすることが多いんで、そんなに現金は持っていかないですし。
【3】搭乗する航空会社のチェックインカウンターでチェックイン
国際線は第一ターミナルの4階。
登場する航空会社のチェックインカウンターへ向かいます。
注意
一部の航空会社は第二ターミナルを利用しますので、利用する航空会社の案内をよく確認してくださいね。
2019年12月時点で第二ターミナルを利用する航空会社を挙げておきます。
- Peach
- 春秋航空
- チェジュ航空
4階には出発便に関する情報が表示される掲示板があります。
こういう掲示板は空港内にたくさんあるのですぐに見つかります。
出発便に関する掲示板。
自分が乗る飛行機のフライトナンバーを見て、どのチェックインカウンターに行くのかチェックします。
掲示板に書かれている”Check in counter”が搭乗手続きをするカウンターの番号なので、そこに並びます。
時期にもよりますが1時間近く並ぶことも多々。時間には余裕をもって行動してください。
大きなスーツケースがあるとイスとして使えるので便利です。
チェックインカウンターでやることは3つ。
- チケット・パスポートの確認
- ビザの確認
- 荷物を預ける
カウンターで予約したチケット、またはチケットの控え(インターネットで予約した場合)を見せます。
ビザが必要な国に行く場合には、ビザの確認もされるので一緒に渡してください。
すでにパスポートに貼りつけている場合には、そのままパスポートを渡せばOK。
そして預ける荷物を係員の横にあるベルトコンベアの上に。
荷物をのせると重さが表示されます。
LCCを利用する時には一番緊張する瞬間。追加料金を取られないかドキドキです。
航空会社によって預けられるに荷物の重さには制限があるので、前もって航空会社のウェブサイトなどで確認しておいてくださいね。
チェックイン手続きの時に、重量オーバーしたスーツケースから荷物をひっぱりだす光景をよく目にします。
こうなると時間もかかるし、後の人の迷惑にもなります。
そしてなによりとんでもなく恥ずかしいので事前にしっかりと荷物の重さをチャックしておきましょう。
荷物のチェックにはデジタルスケールが便利ですよ。
荷物をひっかけて吊すだけで重さが測れます。
事前に測っておくとチェックインの時にドキドキしないで済むので安心。
荷物を軽量化するテクニックはこちらをどうぞ。
機内持ち込み品の重さにも注意
預け入れの荷物だけ重さを量ると必要があると思われるかもしれませんが、航空会社によっては機内持ち込み用のカバンの重さチェックもやってることがあります。
預け入れの荷物でオーバーした分を機内持ち込み荷物に入れて持って入ろうと企んだんですが、まさかのチェックで大慌てしたことも。
機内持ち込みの荷物の重量は7キロまでのところが多いので、事前に重さをチェックしておくといいですよ。
預けられない荷物と預けられる荷物
チェックインの後に保安検査場で機内持ち込みする荷物の検査があるのですが、機内に持ち込みが禁止されているものは預け入れの荷物の中に入れるのを忘れないように!
機内持ちが禁止されていて、預け入れ荷物として預けられるものにはこのようなものがあります。
- ナイフやはさみ
- 先の尖ったもの
- 工具類
逆に預けることはできないけど、機内に持ち込める荷物もあります。
その代表的なものがリチウムイオン電池。
モバイルバッテリーに使われる電池なので持っているんじゃないでしょうか?
モバイルバッテリーは忘れず機内に持ちこんでくださいね。
詳しい内容については機内持込み・お預け手荷物における危険物の代表例で確認してください。
エアアジアはWEBチェックインが利用できるので、長い列に並ばなくてもスムーズにチェックインができますよ。
詳しくは「【エアアジア】WEBチェックインして飛行機に乗る方法を徹底解説」に書いています。
【4】保安検査
チェックインが終わったら次は保安検査場に向かいます。
ここでは機内持ち込み荷物の検査とボディチェックが行われます。
関西国際空港にある保安検査場は2ヶ所。
チェックインカウンターから近い方の保安検査場に行ってくださいね。
ちなみに2ヶ所ある保安検査場はどっちに行っても大丈夫です。
出国審査が終われば同じ場所に出ます。
機内持ち込みできない荷物は廃棄させられる
保安検査場では機内に持ち込む荷物をX線で、金属製のものを身につけてないかを金属探知機でチェックします。
危険物などは機内に持ち込むことができず強制的に廃棄されますから、注意してくださいね。
代表的な持ち込み禁止物品を紹介します。
- 引火性・毒ガスを使用したスプレー(殺虫剤やスポーツ用品など)
- 液体物(ライター用燃料、毒物など)
- ライター(1人1個までは可能。ターボライターは不可)
- ナイフやはさみなどの凶器類
詳しい内容については機内持込み・お預け手荷物における危険物の代表例で確認してください。
手荷物検査とボディチェックの流れ
保安検査場の中は撮影禁止なので画像はないので、言葉で詳しく説明します。
まず保安検査場の入口ではパスポートと搭乗券のチェックが行われるので、すぐに提示できるように手に持って列に並びましょう。
この場所にはゴミ箱が用意されているので、機内に持ちこめないもの(特にペットボトルの水など)は捨ててください。
保安検査場の中に入ると、荷物用のX線検査機と金属探知機のゲートいくつかの並んでいます。
係員の指示に従ってそれぞれの列に並びます。
ボディスキャナーは時間がかかるので避ける
真ん中の列にはひときわ目立つ機械が設置されていました。
これはボディスキャナーというもので、金属探知機の代わりに使われています。
金属探知機は歩いてゲートをくぐるだけでいいので早いのですが、ボディスキャナーは結構時間がかかるんです。
両手をあげて万歳の姿勢をするのもなんだかイヤ。なんだかさらし者にされてる気分に。二度とやりたくないです。
ぼくはさりげなく、両端に逃げるように移動します。
列には長いテーブル(コンベアみたいなもの)があって、この上に荷物を置いて順番にX線検査にかけていきます。
金属製のもの(ベルトや時計、鍵など)、スマホ、帽子は備えつけのカゴの中に入れて、カバンなどと同じように並べてください。
検査は結構厳しくて、パソコンやタブレットはカバンやキャリーケースから取り出してカゴに入れないといけません。
取り出さずに検査にかけると、もう一度検査をやり直しさせられますよ。
ここを一発でスムーズに通過するのが旅慣れている人の証。
荷物を全部テーブルの上にのせたら、金属探知機のゲートをくぐります。
金属製のものをすべて取り外していたら何も音が鳴らずにゲートを通過することができるはず。
もし金属反応があって音が鳴ったら、係の人の直接チェックです。
荷物にも問題がなければ、X線検査機から出てくる荷物を受け取ります。
荷物の整理をするテーブルが後ろの方にあるので、ここで取り出した荷物を整理できますよ。
荷物の整理が終わったら、両サイドにあるエスカレーターで下の階へ。
【5】出国手続き
次は出国手続きです。
以前は1人ずつ審査官のいる列に並んでパスポートにスタンプを押してもらってたんですが大きく変わりました。
今は顔認証ゲートに行くように促されます。
はじめて使う時にはちょっと緊張しましたが、とても簡単でしたよ。
このエリアは写真撮影が禁止なので言葉だけで説明しますが、大まかな流れはこのようになります。
- パソポートの顔写真ページを機械にセット
- 顔写真の撮影
- ゲートが開けば通過する
- スタンプが必要ならゲートの後ろにいる人に押してもらう
促されるように顔認証ゲートへ行くとずらっとスタイリッシュな機械が並んでいるのが見えます。
これが顔認証ゲートです。
まずパスポートの顔写真ページを開いて、正面のちょっと下にあるリーダーにセットします。
少しすると「顔写真を撮影します」と表示されるので、顔を上げて正面の黒っぽい部分を見てください。
ここにカメラがあって、顔写真を撮影して照合します。
ぼくはカメラがどこにあるのか分からなくて、めっちゃ挙動不審な動きをしましたがしっかりと顔を認証してくれました。
なかなかしっかりしたカメラが備わっているようです。
ちなみに帽子やマスクは外してくださいね。ちゃんと認証されずにただただ待たされることになるので。
照合が終わると奥へ進むゲートが開くのでそのまま奥へ。
ゲートを通過するとすぐ前に職員さんが座ってたんでドキッ!
なんか悪いことしてないのにドキッとするのは心にやましいことがあるからなのでしょうかねぇ。足早にその場を後にしました。
顔認証ゲートを使うとパスポートにはスタンプが押されません。
もしスタンプが必要ならここで職員の方にスタンプを押してもらってください。
法務省のWEBサイトに詳しい使い方が書いてあるので、予習しておくと現地でパニックにならずにすみます。
出国手続が終わったら後ろの出口から搭乗口のあるロビーへ。
【6】搭乗する飛行機の情報を確認
チェックインカウンターで受け取った搭乗券には、搭乗時刻や搭乗ゲートが書かれています。
でも、ときどき搭乗時刻や搭乗ゲートが変更になったりするから安心してはいけません。
出国審査が終わったらすぐに最新の情報をチェックしておきましょう。
ぼくはこれをやってなくて、搭乗時刻直前まで間違ったゲートの近くにいて猛ダッシュした経験があります。
旅行の時くらい激しいエクササイズは控えたいものです。
フライトに関する情報は空港内にたくさんある掲示板で確認できますよ。
【7】KIX-ITMカードにポイント加算
関西国際空港をよく利用するので、施設などをお得に利用できるKIX-ITMカードを持っています。
飛行機を利用するとポイントがどんどん貯まります。
ウイングシャトル(電車みたいなもの)乗り場にある、KIX-ITMカードの機械で搭乗券をスキャンしてポイント加算ができます。
KIX-ITMカード フライトポイント専用端末
搭乗券の名前読めるようにスキャンする。
簡単なアンケートがあるので、回答するとポイントがもらえます。
アンケートの内容はこの2つ。
- 渡航先
- 空港までの移動手段
【8】搭乗ゲートへ移動
遠いゲートへの移動はウイングシャトルを使うと早くて楽に移動できます。
一番端まで歩いたことがありますがしんどいだけでした。
空港の真ん中(本館)から北側にある北ウイング、南側にある南ウイングへそれぞれにウイングシャトルが走っています。
駅はそれぞれ3つ。
- 本館駅
- 中間駅
- 先端駅
飛行機に搭乗する時には、搭乗ゲートに応じて「中間駅行き」「先端駅行き」のウイングシャトルに乗ります。
乗り場には搭乗ゲートの案内があるので安心です。
もし間違った場所で降りてしまっても歩けばいいだけなんで焦ることはありませんよ。
搭乗ゲートが本館の近くの場合には、ウイングシャトルを使わずに徒歩で搭乗ゲートまで歩いてください。
ウイングシャトルの運行間隔は2〜6分です。
先端駅から本館を見るとかなり離れているのがわかります。これを歩くのは結構大変。
ウイングシャトルを降りると搭乗ゲートはすぐそこ。
お土産を買い忘れた!そんな時のためにお土産屋もありますよ。
全国の有名なお菓子が手に入るので、行ってもない北海道のお菓子を行って来たかのように渡せるのは空港のお土産の特権でしょう。
もちろん旅行グッズだって買えますよ。
コンビニもあるので搭乗までの待ち時間に、お金を節約して食事もできます。
おにぎりやカップ麺が小腹を満たすにはいいかな。
カップ麺のお湯は搭乗ゲートの近くにある給湯器からどうぞ。
コンビニはいろんな商品が揃っていて便利なんですが、いつも人がいっぱい並んでいるのでぼくはあまり利用しませんね。
コンビニ以外の小さな店を利用してもいいですかね。
ぶたまんを食べました。1個280円。
ぼくは551の方が好きです。
ちょっとした飲食スペースもあるのも嬉しいですね。
ちなみにぼくが一番よくやるのはこれ。
食べ物を空港に着く前に買っておいて、搭乗までの待ち時間に食べます。
カロリーメイトはお腹に溜まるし、日持ちもするので常備しておくと安心ですよ。
搭乗まで思いきり贅沢に過ごしたいならプライオリティパスを使ってラウンジへどうぞ。
飲んで食べて、飛行機に乗る前からテンションあがりまくります。