カンボジアののどかな田舎町・スヴァイリエンで過ごした素敵な一夜の出来事

スポンサーリンク
カンボジアの生活
スポンサーリンク

こんにちは、カンボジアが大好きなmoriです。

スヴァイリエン(ベトナムとの国境がある州)で知り合った友人のお宅に伺って、久しぶりにカンボジアの田舎暮らしを体験してきましたよ。

スヴァイリエンへの行き方はこちらの記事をどうぞ。

友人との待ち合わせはChi puという小さな町のマーケット。

スヴァイリエンの州都から国道1号線をベトナムの方へ20キロほどの場所に彼のお家はあります。

スポンサーリンク

ヤシの木に牛や鶏。自然豊かな素晴らしい光景

彼の運転するバイクの後ろにまたがって、国道からわき道へ。

国道に近いところにはお店も何軒かありますね。これはクリーニング屋かな?

クリーニング屋らしいお店

目の前にはどこまでも続いているかのように見える赤土の道。

どこまでも続く赤土の道

この果てしなく続く土の道、ぼくが大好きなカンボジアの風景なんです。

プノンペンなどの都市部ではなかなかみかけない牛なんかも普通にいます。

道で放し飼いにされている牛

でこぼこ道を走りながら、道の両脇を見るとカンボジアの田舎らしい景色が広がります。

スヴァイリエンの田園風景

田舎では一般的な屋根をつけただけの簡素な建物。ここは休憩をするための場所で、昼間になるとお昼寝をしている人が多いです。

スヴァイリエンの田舎の風景

田んぼの向こう側に見えるのが田舎の伝統的な高床式の家。

カンボジアの高床式の家

には牛、鶏、犬や猫が放し飼いにされていて、小さな子どもたちが走り回ってにぎやか!

もう一方はどこまでも続く地平線にオオギヤシが空高くに伸びているんです。

遠くまで続く地平線

mori
あー、この景色大好きだぁー

ちょっと砂っぽいけど、きれいな空気。

思いっきりカンボジアの田舎の空気を全身で感じるんです。

しばらく赤土の道を進むと彼の家に到着。
ひとつの土地に彼の義父の大きな家、そして義父の兄弟の家が建ってます。

その土地の一角に彼とパートナーの住む平屋建ての家。
ここが今日泊まる場所です。

彼は食事の用意があるというので母屋の方へ手伝いに行ったので、ぼくはしばらく家の近くを散策することに。

夕暮れ時の田園。緑の田園が美しい!

スヴァイリエンは農業の盛んな場所。
広大な田んぼが広がっています。

ぽつんぽつんと立つ椰子の木もいいですね~

家畜の牛が田んぼの中にいます。

カンボジアの牛

これも放し飼いになっているアヒル?

カンボジアのアヒル

カンボジアではアヒルはポピュラーな食材で、肉や卵をよく食べるんですよ。

こんな感じでバイクで運んだりしています。

アヒルを運ぶ人

のどかな風景です。

牛やアヒル意外にも鶏や犬もいます。
普通に放し飼い。

モォー

突然背後で大きな声がしたと思ったら、大きな牛がぼくの後ろを通り過ぎていきました。

突然後ろを通り過ぎていった牛

びっくりした!

こんなのどかな時間が流れるなか。静かに日は沈んでいきました。

「はじめまして。給料は?」ではじまるカンボジアの会話

夕食ができるまでまだ時間があるというので、彼の家のテラス?のような場所でしばらく待つことに。

あたりはすっかり暗くなってます。
田舎なので明かりもほとんどありません。小さな白い電球のみ。

こういう何もないような感じも田舎の素敵なところ。

自然の中に生かされている

そんなことを感じますね。

自然がいっぱいなので大変なこともあります。
とにかく蚊の数がハンパない。

恐ろしい数の蚊がやってくるので虫除けを足と腕に塗りまくります。デング熱になるのはもうゴメンですからね。

お義父さんにお金の質問攻めをされる

イスに座って物思いにふけっているとやってきたのは義父さん。

大きなピックアップトラックを運転して帰ってきたのをみると、工場労働者の送迎を仕事にしているみたい。

ピックアップトラックはこんなトラックです。荷台の部分に労働者を乗せて工場と家まで送迎しています。

ピックアップトラック

mori
チョムリアップスーオ(はじめまして)

両手を合わせてこういうのがカンボジアの挨拶です。手を合わせる高さで敬意を表します。

相手が年上のお父さんなので、両手を顔の前あたりであわせました。
これが子ども相手なら、顎の下あたりで手を合わせます。

挨拶が終わるとお義父さんはイスに座り一言。

お義父さん
給料は?
mori
で、でた!

カンボジアでは初対面の人に対していきなり給料を聞くのが結構一般的。

都会で生活する若い人たちの中では、お金の話をいきなりするのは失礼だという認識が広まってきました。

でも、田舎ではまだまだお金のことを根掘り葉掘り聞いてきます。

とりあえずサラッと答えておきましょう。

すると立て続けに次の質問が飛んできましたよ。

お義父さん
飛行機代はいくらだった?
お義父さん
その腕時計はいくら?

さすがにここまでお金の質問を連発されるとイラッとしますが、これもカンボジアの文化なんだということでぐっと我慢。

そんなことをしているうちに、親戚のちびっ子たちが近づいてきます。
真っ暗闇から突然現れて「バァ!」って脅かしたり。

日本もカンボジアも子どものやることってほとんど一緒なんだなぁ。

そんなふうにのんきに思っていたら、いたずらはだんだんエスカレート。
靴なんかを投げつけはじめました。

お義父さん激怒!

子どもを追いかけて闇の中に消えていきました。

お兄さんと言語交換(Language exchange)を楽しむ

続いてやってきたのは少し若いお兄さん。年齢を聞くと45歳とのこと。
彼も親戚で近くに住んでるんだそう。

お義父さんと同じようにお金関係の質問を挨拶で受け、世間話に。

本当にカンボジア語しか通じないので、ぼくの語学力ではコミュニケーションがめっちゃ大変でした。

とにかく身振り手振りで必死に伝えましたがどこまで伝わったのかなぁ。

  • カンボジアで生活していた3年間のこと
  • 友人と知り合った経緯
  • カンボジアの好きなところ
  • ぼくが日本でどんな生活をしているか
  • 日本語とカンボジア語の言語交換

印象的だったのは、日本に対してとても好印象を持ってくれているということでした。

いつか日本に行きたい。
そう言ってました。

彼に限ったことではないですが、多くのカンボジア人は日本に対していい印象を持ってくれているようです。

とても嬉しいですが、こういう話を聞く度に「日本はそんなに感謝されるようなことをしているのかな?」と申し訳ないような気持ちになってしまいます。

同時に自分ももっと頑張らなくちゃなって。

あとは、お互いの言葉を教え合えたのも楽しかったですね。

言語交換(Language exchange)っていうと大げさですが、目のまわりにあるものをそれぞれの言葉でどういうかを教え合いました。

この日は真っ暗闇の中にとてもきれいな月が輝いていたんですよ。

その月を見てこんな感じで言葉を教えあうんです。

mori
日本語では「つき」って言うんだよ。カンボジア語ではなんて言うの?

暗闇から突然猫が現れたら、

mori
日本語では「ネコ」って言うの
お兄さん
カンボジア語では「チマー」

こんな感じ。

あんまり言葉は通じないけど、相手のにこやかな表情を見ているとなんだか安心しましたね。

初対面のカンボジア人と話をする時には、こういう言語交換はコミュニケーションの手段としてとても役に立ちます。

途中で停電が起きてあたり一帯が真っ暗闇になったりとハプニングはあったけど、これもカンボジアあるある。

お兄さんはぼくの顔を見たかったのか、懐中電灯のライトでぼくの顔を直撃。

眩しい!!!

スポンサーリンク

焼肉と鶏肉、ビール!みんなで食事、そして酔っ払い乱入

スヴァイリエンは鶏肉がおいしいらしくて、晩ごはんは鶏肉を焼いたものと牛肉の焼肉。そして白ごはん。

焼肉は牛肉の他にキャベツやタマネギなどを一緒に焼きます。日本で食べる焼肉とそっくりですよ。

スヴァイリエンでの夕食

焼肉につけるのは白いタレ。なんとも言えない匂いのする独特のタレで好き嫌いが分かれますね。

独特の白いタレ

外国人が日本に来て納豆を食べるような感じっていえばなんとなく分かるかな?

そして夕食には欠かせないのがビール。カンボジアには色々ありますが、今回はCAMBODIA。

CAMBODIAビール

氷を入れて飲むのでめちゃくちゃ飲みやすいんですよね。

結局6人で1ケース飲み干しました。

そして一番ビックリしたのは、突然どこからともかく現れた酔っ払いのおじさん。

酔っ払いのおじさん
うぁー○△♪

スヴァイリエンの方言に加えて、酔っ払っているので何言ってるかわかりません。勝手に敷地に入ってきてぼくらが食事をしてるところに乱入です。

はじめはみんな無視してたけど、おじさんはみんなに絡みまくること。
挙げ句の果てにぼくにまで矛先が。

mori
オッジョール(理解できません!)

でとにかく逃げました。

どこの誰かわからないような人が勝手に家の中に入ってきて、最後には一緒にビールを飲むなんて考えられませんよね。

でも、こういうおおらかな人たちにぼく自身もずいぶんよくしてもらったんですよね。

初対面の人の家に泊めてもらったり、ビーチでランチを食べたり。

こんなカンボジアの文化もぼくは好きです。

屋外で水浴び、そして蚊帳で寝る

一日中暑い屋外にいたので体は汗でベタベタ。

とにかくシャワーを浴びたい。
ということで寝る前にシャワータイム。

素っ裸になって腰にタオルを巻いたまま屋外へ。
真っ暗の中、友人の後についていきました。

ほとんど明かりのない暗闇

真っ暗なスヴァイリエンの夜

向かった先はお義父さんの家の裏手。
ここに何があるの?ただの草っぱらだけど……

そう思った時友人が手にしたのは、地面に落ちていたホース。

まさか。

そうなんです。このホースがシャワーだったんです。
カンボジアで何年も生活したけど、真っ暗闇の屋外でシャワーははじめて。

めっちゃ興奮してきましたよ。
これぞ田舎生活!

さあ、シャワーを浴びるぞ!
と思ったんだけど何か調子が悪いみたい。

井戸から水を汲み上げてるポンプの調子が悪いみたいで、ホースから水が出てきませんでした。

仕方ないのでお義父さんの家にある風呂場を使わせてもらうことに。
野外で水浴びしたかったのに残念!

お義父さんの家にはちゃんとした風呂場があって、屋外より快適に水浴びすることができます。

風呂場は個室。
扉がついてるので人に裸を見られる心配がないのがいいですね!

風呂場には大きな水槽があって、ここに井戸水が貯められています。

水浴びはこの水槽の水を桶ですくって体に浴びるんです。
カンボジアは暑い国なのでお湯はほとんど必要ありませんよ。

まとわりつくほどの暑さの中で1日過ごしたので、冷たい水はめっちゃ気持ちよかったなぁ。

さっぱりしたところで就寝。
友人夫妻は寝室で、ぼくはリビング兼仕事場で寝ることに。

マットに蚊帳。
暑いので扇風機を回して寝たんですが、それはもう快適でしたね。

蚊帳で寝る

午前5時、草原に昇る美しすぎる朝日

カンボジアの朝は早い!

起床は5時。自然と目が覚めました。

早く起きたんですが、素晴らしい景色を見ることができたんです!

田園に昇る朝日。

田園に昇る朝日

めちゃくちゃ美しいじゃないですか!
早く起きて良かった~

朝日に見とれていると友人の出勤時刻に。

マジで!?

っていうほど朝早い出勤ですね。
6時過ぎに出勤とはカンボジアは本当に朝が早い!

奥さんにお礼を言って友人宅を後に。
友人の運転するバイクの後ろに乗ってバベット(ベトナム国境)へ。

バベットには経済特区があるので、たくさんの人が工場への出勤していました。

早朝のバベット周辺

バベットに到着!

バベット中心部

久しぶりにカンボジアの田舎に滞在。楽しかった!

スヴァイリエンに行きたくなったらこちらの記事をどうぞ。プノンペンからスヴァイリエンへの行き方を紹介しています。

タイトルとURLをコピーしました