こんにちは、滋賀在住のmoriです。
滋賀の中部にある近江八幡は近江商人発祥の地として知られ、古い町並みや八幡堀など水路を巡る観光で有名な場所です。
近江八幡の歴史を感じられる場所をいろいろと紹介していきます。
近江商人の信仰を集める日牟禮(ひむれ)八幡宮
近江八幡を流れる水路「八幡堀」のすぐそばにある神社が日牟禮八幡宮。
近江商人の信仰を集めた神社で、3月に行われる「八幡まつり」は全国的に有名。
日牟禮八幡宮の門。大きくて荘厳な感じがしますね。
よくみると細かく作り込まれているのが分かります。
境内に入ると目に飛び込んでくるのは赤い提灯。鮮やかですね。
門を入ってすぐ左手に手水舎(手を清める場所)があるので、身を清めましょう。
社務所もすぐ左手にあり、絵馬などを購入できますよ。
正面一番奥にあるのが御本殿。昔は桧で屋根を覆っていましたが今では銅板に変えられています。
歴史に詳しい友人曰く、今は桧を手に入れることが困難になったので銅板で屋根を覆うようになったんだそう。
御本殿の正面。お賽銭をいれてお祈りをします。
参拝の方法もご紹介しますね。
- 神前に進んで軽くお辞儀をする
- 二拝:深く二度お辞儀をする
- 二拍手:手を二回打つ
- 一拝:もう一度深くお辞儀をする
- 最後に軽くお辞儀をして退く
神社によっては御本殿の裏側にもお参りできる場所があるんですが、ここには何もありませんでした。
こちらは御本殿の隣にある御祈祷所。
境内にはいくつも灯籠が並んでるんですが、これはちょっと珍しい丸みをおびた灯籠です。
こちらは駐車場。日牟禮八幡宮の前には大きな広場があるので車で来たらここに駐められますよ。無料です。
八幡山ロープウェー
近江八幡の八幡山には昔、八幡城山城(はちまんやまじょう)がありました。
この城は豊臣秀次(豊臣秀吉のおい)が築いた城ですが、今は破壊されてしまっているのでお城を見ることはできません。
その代わりに豊臣秀次の菩提寺である瑞龍寺が建てられています。
山頂(271.9m)まではロープウェーで登れるので、気軽に散策できますよ。
八幡山ロープウェー乗り場
ロープウェー乗り場の前には八幡山の案内板が掲げられています。
1周歩いて30分ほどのコースなので気軽に散策してみてはいかがでしょうか。
眼下には城下町、琵琶湖の向こう側には比良山の山々、少し東には安土山、西には近江富士を望めるポイントです。
詳しくは「【近江八幡観光】恋人の聖地「八幡山」の見所を紹介 」で紹介しています。
ロープウェー乗り場にはお土産屋さんもあって、滋賀県の名産品が購入できますよ。
これは近江八幡名物の「赤こんにゃく」。初めて見るとびっくりするような赤色のこんにゃくです。これは三二酸化鉄が含まれるからなんです。
一見辛いのかと思われがちですがそんなことはなくて、全く辛くありませんよ。
昔から食べてたおせち料理にもよく入ってました。
滋賀の人にとって結構馴染みの深いこんにゃくです。
情緒漂う八幡堀を歩く
近江八幡といえば運河を思い浮かることも多いはず。
細い運河を小さな船に乗って観光するのは、近江八幡を代表する光景です。
日牟禮(ひむれ)八幡宮の鳥居を入るとすぐのところにある橋。
ここから見える八幡堀の風景はとても風情があっていいんです。
情緒ある八幡堀を見るなら絶対に外せないポイント。
橋の横には階段があって、水際まで降りられますよ。
八幡堀のすぐ横は遊歩道になっていて、石畳の上をゆったりと歩けます。
八幡堀にかかる小さな橋からの風景。
これは日牟禮八幡宮前の橋から1本南にかかる明治橋からの風景です。とてもいい風景ですよね。
八幡堀は景観が守られているようで、建物も落ち着いた感じのものが多いですね。
排水のパイプやエアコンの室外機も剥き出しにはなっておらず、さりげなく隠されています。
八幡堀のそばを歩くだけでも非日常の体験が楽しめます。
風情ある近江八幡の町並み
近江八幡の魅力は町歩きにもあります。
古い建物が点在する近江八幡の町は、ちょっと歩くといろいろな建物に出会えます。
旧八幡郵便局
大正10年に建てられた郵便局です。
今は郵便局としては使われていませんが、現在は一般公開されています。
レトロな雰囲気の外観が印象的な建物です。
旧八幡郵便局の正面。
旧八幡郵便局の情報はこちらのとおりです。
旧八幡郵便局
住所 | 近江八幡市仲屋町中8 |
---|---|
営業時間 | 10:00~16:30 |
定休日 | 火曜日・不定休あり |
WEBサイト | ヴォーリズ建築保存再生運動 一粒の会 BLOG |
近江八幡教会
昔ながらの町並みにひときわ目を引く十字架。
この建物は近江八幡教会です。
もちろん現在も使われていますよ。
白雲館
日牟禮八幡宮の鳥居。
その目の前に建つひときわ目をひく洋風建築「白雲館」。
明治10年に八幡東学校として建てられたものです。
後に役場になったり民間に所有されたりと様々な用途に利用されてきた歴史があります。
現在は近江八幡市が管理しており、文化財にも登録されていますよ。
現在は観光案内所が設置されており、特産品やお土産も買えます。
白雲館
住所 | 近江八幡市為心町元9 |
---|---|
TEL | 0748-32-7003 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 年末年始 |
近江八幡の路地
近江八幡の町を歩くと古い町並みが楽しめます。
杉板を使った家が立ち並ぶ光景は、古い日本を感じさせてくれる場所。
これは仲屋町(すわいちょう)。近江商人の地らしくそろばんを持った「飛び出し坊や」がいました。
古い町並みにあわせたオシャレな町家カフェも。
個性的な飛び出し坊たち
近江八幡の町を歩くとほんとうにたくさんの飛び出し坊やを見かけました。
どれも個性的なものばかり。
いくつか紹介しましょう。
こちらは近江商人の飛び出し坊や。笠をかぶって、そろばんを手に持っています。
こちらは牛の格好をした飛び出し坊や。肉屋の店頭にありました。
鮎を手に持った飛び出し坊や。もちろん鮎のお店の軒先にありましたよ。
こちらは学生の格好をした飛び出し坊や。白雲館の前に置かれていました。
メンタームで有名な近江兄弟社に置かれた飛び出し坊やはこちらです。
バームクーヘンで有名なクラブハリエ
全国の有名百貨店にお店を展開する、バームクーヘンの「クラブハリエ」、和菓子の「たねや」。
このお店が日牟禮八幡宮の鳥居をくぐってすぐのところにあります。
鳥居をくぐり、八幡堀の橋を渡ると左手に立派な赤レンガ造りの建物が見えます。これがクラブハリエの建物です。
クラブハリエの代名詞とも言えるバームクーヘンをはじめ、いろんなお菓子が購入できますよ。
なお、日本で3ヶ所でしか購入できない「焼きたてバームクーヘン」は近くにある「ラ コリーナ近江八幡」でどうぞ。
クラブハリエ 近江八幡日牟禮ヴィレッジには、このお店でしか手に入らない限定パッケージのバームクーヘンがありますよ。
少しボリュームのあるバームクーヘンなので食べ応えがありますよ。
クラブハリエの正面には和菓子の「たねや」があります。
和菓子を購入できるだけでなく、お茶屋もあっておいしいお菓子を食べられますよ。
クラブハリエ・たねや日牟禮ヴィレッジ
住所 | 滋賀県近江八幡市宮内町日牟禮ヴィレッジ |
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TEL | クラブハリエ:0748-33-3333 たねや:0748-33-4444 |
営業時間 | クラブハリエ:9:00~18:00 たねや:9:00~18:00 |
定休日 | 年中無休 |
WEBサイト | クラブハリエ:近江八幡日牟禮ヴィレッジ|店舗のご案内|CLUB HARIE(クラブハリエ) たねや:近江八幡日牟禮ヴィレッジ|滋賀店|店舗のご案内 | たねや |
近江八幡へのアクセス
今回ご紹介した近江八幡の町並みへのアクセスは次の通りです。
電車で行く
JR琵琶湖線(東海道本線)「近江八幡」駅下車。
近江八幡北口・6番乗り場から「長命寺線」に乗車して「大杉町八幡山ロープウェー口」で下車。
料金は220円です。
車で行く
車で行く場合には近江八幡の古い町並みがある場所に大きな駐車場(市営小幡観光駐車場)があります。
乗用車83台駐車可能で、1回の駐車料金は510円。
駐車場は17時に閉まるので注意してくださいね。
17時以降も駐車するなら日牟禮八幡宮の駐車場を利用してくださいと市営小幡観光駐車場の方がおっしゃってました。
日牟禮八幡宮の駐車場は鳥居をくぐってまっすぐ進み、ロープウェー乗り場の手前のスペースです。
駐車料金は無料。
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