のっぺらぼうなトマトソースが悔しい
晩ごはんにラザニアを作りました。
ラザニアに挟むためにミートソースも作り、さらにミートソースを作るためにトマトソースも作りました。結構頑張ったんです。
でも美味しくなかった。
まずくはなかった。でも美味しくもなかった。
のっぺらぼうなトマトソースを作ってしまったんです。
めちゃくちゃ悔しい!
美味しいトマトソースでラザニアを食べたかったのに!トマトソース作りに1時間、ミートソース作りにさらに1時間。これだけ時間をかけて作ったことがさらに悔しさを倍増させました。
でもこんな失敗の1回や2回で諦めるわけにはいかないんです。進むしかない!
もう1回やってやろう!
絶対にうまいトマトソースを作ってやるからな!
美味い野菜は全部入れたのになぜ味がしないのか?
今回の作戦は完璧なはずでした。なぜかって?
それは美味しい野菜を全部入れるから。
スープを作るときに出汁として使う野菜をトマト以外にこれだけ入れたんです。
- たまねぎ
- セロリの葉
- パセリの茎
- にんじん
- ニンニク
- ローリエ
これだけ美味しい出汁が出る野菜を入れたら美味しいトマトソースができるはず。これは間違いないと思ってました。
でも実際にできたトマトソースを食べてみると、
味がない…
マジか…
なんでやねん。
全く意味不明です。だって野菜スープを作ったときにはこれより少ない材料で美味しいスープができたのに、今回は野菜スープの時よりもたくさんの種類の野菜を使ったにも関わらず味がないんですよ。
その時にふと塩と砂糖のことを思い出しました。
おっと、塩と砂糖を入れてないやんけ。そりゃ美味しくないわ。
と言うことで塩と砂糖を入れて味を調整。再び味見します。
・・・
さっきよりかはずっとマシになった。でもなんか足らない。塩辛さや甘みではない何かが足りないんです。でもなんなのか分かりません。
ぼくは前向きに考えました。
このトマトソースを使ってミートソースを作る。肉が入るからきっと美味しくなるはず。
このトマトソースをベースにさらにニンニク、セロリ、タマネギ、にんじんのみじん切り、牛と豚の合い挽き肉を加えて煮込むこと1時間。ミートソースの完成です。
きっと肉のうま味が出てきて美味しくなっているはず。期待して味見をしてみると、
う〜ん、微妙。
もうさっぱり原因が分かりません。野菜も肉も入っているのにのっぺらぼうな味のままってどういうこと?
科学的アプローチをしてリベンジだ!
あとでネットでトマトソースの作り方について調べてみました。そうすると一つ気になることが分かったんです。
タマネギの量は少なくていい
ということ。多くのレシピではトマト缶1個に対してタマネギの数は1/4個となっています。これには驚きました。
ぼくはタマネギは入れれば入れるほど美味しくなるんじゃないかと思って2個くらい入れてたんですが多すぎだったのかも知れません。それにセロリやニンジンも大量に入れてたんです。
もしかしたらトマトの量に対して他の野菜が多くなりすぎてトマトのうま味(グルタミン酸)が薄まっていたのかも。タマネギやセロリ自体にも水分が含まれているので水っぽくなっていたとも考えられますよね。
さらに煮込むために水もトマトと同じ量を投入していました。これも良くなかったのかな?
どんどん自分のやったことに疑問がつき始めました。
トマトの比率を上げてみるか。
次にトマトソースを作る時の作戦はこれ!
- 野菜の量を減らす(特にタマネギ)
- 水を加えない
料理は科学。楽しいなぁ〜