先日はお菓子作りには絶対に無塩バターを使え!と言われるが本当なのか?
ということで前回は無塩バターとマーガリンの両方を使ったクッキーを作り食べ比べてみました。
今回はさらに無塩バターの素晴らしさについて確かめるために、新たな実験をすることにしたんです。
今回比較するのはこちら!
無塩バター
無塩マーガリン
作るクッキーも、無塩バターと無塩マーガリンの違いを確かめるためにシンプルなものにします。
一体どうなったのでしょうか?
無塩バターと無塩マーガリンを使ってクッキーを作る
それでは実際にクッキーを作っていきましょう!
クッキーの材料
- 無塩バター(無塩マーガリン):50g
- 小麦粉(薄力粉):120g
- 卵黄:1個分
- グラニュー糖:40g
ちなみにこの2つ、どっちが無塩バター、無塩マーガリンかわかりますか?
正解は左側の白っぽいやつが無塩バターで、右の黄色っぽいのが無塩マーガリンです。見た目にはほとんど違いがわかりませんね。
クッキーの作り方
まずはバターをよ〜くかき混ぜるところから始めます。
前回はバターのかき混ぜが甘かったのでボロボロの生地になってしまったので、今回は念には念をいれることにしました。
まずバターの温度を常温にします。ぼくは面倒くさかったのでバターをレンジで10秒ほどチンして柔らかくしましたよ。湯煎でもいいかな?
そして柔らかくなったバターをハンドミキサーでよ〜くかき混ぜます。
この時の目安は滑らかなクリーム状になるまで。バターに固体のような固さが残っていてはダメ。徹底的にかき混ぜて柔らかくしてくださいね。
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そして次にグラニュー糖を投入ですよ。そしてハンドミキサーでよくかき混ぜて!じゃりじゃりするけど気にしない!
砂糖がしっかりとバターに混ざったら、次に卵黄を入れます。生地が一気に黄色くなってきましたね。おいしそう!
ここでハンドミキサーの出番はおしまい。ここからはゴムべらに持ち替えます。
ハンドミキサーで混ぜ合わせた材料に、次に加えるのは小麦粉(薄力粉)です。
こんな感じで茶こしのようなものに小麦粉を入れてふるいます。そうすることによってキメの細かい小麦粉になるんですよ。
小麦粉をふるいながら、ゴムべらで生地を混ぜていく。これを少しずつやっていってくださいね。
めっちゃパサパサですけど気にしない。自分を信じて!
そして全部の小麦粉をふるい終わったら、手で思い切りこねるんです。そうするとこれまで結構パサパサだと思っていた生地がしっとりとしてきます。
そしてこんな感じでまとまったらOK。
そしてラップで挟んで少し伸ばしてくださいね。それができたら30分ほど冷蔵庫に入れて寝かせておきます。
これと同じことをマーガリンでもやりました。
生地を寝かしたら次は焼きの行程です。まずはオーブンを180℃に予熱しておきます。
その間にクッキーの型抜きをしていきましょう。せっかくのクッキーなんだから形がきれいな方が良いですよね〜
生地をラップに包んで麺棒で薄くのばして…
面倒なので手のひらで押さえつけて生地を薄く伸ばしました。こっちの方が楽ちん!
そして薄く伸ばした生地に金型でクッキーの形にくり抜いていきます。結構楽しい作業♪
こんな感じで無塩バタークッキー(桜の形)、無塩マーガリンのクッキー(菊の形)の型抜きが完成。クッキングシートを敷いた鉄板の上にクッキーを並べます。
オーブンの予熱が完了したら、クッキーをオーブンに入れて10分焼いてください。
こちらが焼き上がったクッキーです。美味しそう!
焼く前のクッキー生地は無塩バターの圧勝!
ぼくはクッキーの生地を焼く前に食べるのが大好きなんです。
小さいことからクッキーを作る時には、生の生地を食べまくってました。むしろ焼いた生地なんて美味しくない!って思ってたくらいですから。
京都銘菓の八ツ橋だって、焼いた八ツ橋より生の八ツ橋の方が美味しいもんね。
ということで、クッキーを焼く前の生地を食べ比べしてました。
これは一口食べたら、一発でどっちが美味しいかすぐにわかりましたね。
とにかく無塩マーガリンはめっちゃ油っぽいんですよ。口の中にベトベトした感じが残っちゃう。
それに比べて無塩バターはどうかと言うと、脂っぽさはそれほどなくて口の中がベトベトにならないんです。
これはやはり値段の差というものですかね。
焼き上がると違いはほとんどわからない
実際に焼き上がったクッキーを食べ比べてみました。
焼く前は圧倒的に無塩バターの方が美味しいと感じたのに、焼き上がったクッキーは無塩バター、無塩マーガリンどちらも美味しいじゃありませんか。
これは予想外です。
味に関してはほどんどどっちがどっちなのか気がつかないレベルでした。言われなきゃわかんない。
でも、あえて言うとするなら無塩マーガリンの方がほんの少しだけ油っぽいのかな。でも気のせいな気も…
どっちも美味しいわ!無塩バターと無塩マーガリンの違いなんてきっと微々たるものなのかな。
でも、食感に関しては少し違いました。
無塩バターの方がさっくり感があったんです。食感が軽い!
それに比べて無塩マーガリンの方が少し重い印象を受けましたね。
まとめ
無塩バター、無塩マーガリンを使ったクッキーを作り、実際に食べ比べてみました。
その結果を簡単にまとめておきましょう。
無塩バター | 無塩マーガリン | |
---|---|---|
食感 | さくさく感があって軽い | 無塩バターに比べて少し重い |
味 | すっきりとした味わい | 少し油っぽいかもしれない(気にならない程度) |
作りやすさ | ボロボロしているので整形がやりづらい | 無塩バターに比べて整形が楽 |
値段 | 高い | 安い |
こんな感じで無塩バターと無塩マーガリンを使ったクッキーを作りました。実際に食べてみて思ったことはこれです。
無塩バターと無塩マーガリンは焼いてしまえば違いはわからない。無塩マーガリンは十分にお菓子作りに使えるよ!
無塩バター
無塩マーガリン