血管を広げる薬・ニトロペン
最近胸の痛みがあるレイです。
先日病院で胸に痛みがあるということを先生に伝えるとニトロペン舌下錠という薬を処方してもらいました。先生によるとこの薬は血管を広げて胸の痛みを緩和する効果があるとのこと。
こんな働きがあるようです。
【働き】
狭心発作は、いわゆる心臓発作の一つです。心筋に供給される血液が不足するのが原因で、胸に圧迫感を感じたり、しめつけられるように痛みます。さらに、血管が詰まり血流が止まってしまうと、ついには心筋梗塞に至ります。
このお薬は、冠動脈拡張薬です。心臓の冠動脈のほか全身の血管を強力に広げます。そのため、心筋に血液がたくさん届くようになり、心臓の負担も軽くなります。心筋の血液不足が解消されれば、狭心発作もおさまります。
速効性の舌下錠ですので、発作時もしくは発作予感のしたときに直ちに用います。有効成分のニトログリセリンが口の粘膜からすばやく吸収され、数分で効果を発揮します。ただし、効果は一時的で、狭心症の原因そのものを治すことはできません。
【薬理】
冠循環改善作用..心臓のまわりの心筋を養う血管(冠動脈)を広げます。これにより、心筋の酸素不足や栄養不足を改善します。
末梢血管拡張作用..体全体の末梢の血管を広げて、心臓の負担を軽くします。心不全の症状をとるのにも有効です。
ニトロペンをもらうことになった経緯はこちら。
薬剤師から説明をうけたニトロペン舌下錠の飲み方と注意事項
先生からはぼくが低血圧だということでこの薬を飲むのに少し不安があるとのことでした。ちなみにぼくの血圧は下が50ちょっと、上が90ちょっとです。
薬局で薬をもらうときには薬剤師の方がしっかりと説明をしてくれたので安心しましたね。この薬を飲むに当たって注意すべき点としてこのようなことを言われました。
- 副作用(めまいや気を失うなど)がある可能性があるので飲む時には座った状態で飲むようにして、車の運転などはしない
- 5分経っても効果が現れない場合には続けて3回までなら飲んでもいい。ただし3回飲んでも効果がないときには救急車を呼ぶ
- 怖がって飲むのをためらう人がいるが、飲まない方が問題なので胸が痛んだら飲むこと
もらった薬と一緒にニトロペン舌下錠の飲み方を書いた紙が入っていました。丁寧に書かれているので安心ですね。
速効で効果が現れ激しい倦怠感に襲われた
薬をもらって数日間は特にこれといった痛みもなく過ごせてました。この調子だったら次の診察まで薬を試す機会がないかもねって思ったり。
でもそういう訳にはいかなかったみたい。夜寝ようとしている時に急に胸が痛み出したんですよ。これまでの痛みとはちょっと違う。左の胸がリズム良く締め付けられる痛みです。
これはちょっと変だぞ。
5分ほど経ってもよくなる兆しもない。さすがにちょっと焦ってきました。
ニトロペンを飲もう。
これ以上このまま放っておくのはまずいと思い、ニトロペンを取り出します。飲み方は薬をもらってから何度も紙を読んだので覚えているので大丈夫!
すぐにアルミ包装を破り、白い小さな錠剤を取り出します。
これを舌の下にいれるだけ。簡単です。
舌の下に錠剤を入れると少しずつ錠剤が溶けていくのがわかります。味はほんのり甘い。
本当に効くのかなぁ。
そんなことを思っていたらだんだんと身体が重たくなっていく。すごい倦怠感。さらにめまいもしているみたい。これが先生の言ってたことね。
すごい!即効性があると効いてましたが本当に薬を飲んで1、2分で効果が現れてきたみたいです。これまで即効性がある薬って言ったら鎮痛剤がNo1だと思ってたけど、ニトロペンの方が全然早い。すごいぞ!
そんなことを考えていたら寝てしまってました。寝たのか気を失ったのか知らんけど…失神かな?
そして気づいたら朝。胸の痛みはなし。
正直、薬が効いたのかどうかは分かりませんでした。分かったことはこれです。
- 薬は速攻で効いてくる
- めまいが余裕で起こりうる(ぼくが低血圧だから?)
- はじめに思っていたほど怖い薬じゃない
医師の判断でニトロペンの使用を中止することに
後日、ニトロペンを処方してくれた先生にこの日の事を伝えました。
その結果、やはり低血圧なのでこの薬を使うのは止めておきましょうという話になりました。今回は夜、布団の中だったから良かったですが、万が一車の運転中とかになったら洒落になりせんからね。
ちなみにこのニトロペンを飲んだ後にも血管を広げる別の薬を使用しました。それは血管造影CTの時。この時も失神しかけましたが、病院の検査中なので大丈夫でした。
とにかく看護師さんも先生も、ニトロペンは止めといた方がいいねという見解のようです。
低血圧の人はこのニトロペンを使う時には先生にそのことを相談することをおすすめします。