ここ数年で一気にクレジットカードや電子マネーが普及しだしたカンボジア。
とはいえ、まだまだ現金を利用する機会もとても多いのが現状です。
カンボジアでは特にクメール正月やお盆、水祭りなどの大型連休前には、多くの人がATMから現金を引き出しに行きます。
多くの人が利用するATMでは時にはATMから現金がなくなってしまうからなのか、お金が引き出せなくなってしまうこともあるんです。
現金の用意は早めにしておくのが大事。ぼくが実際に経験したことを紹介しますね。
お金が引き出せないぞ!
ぼくが利用しているカンボジアの銀行口座はPPCBank(プノンペン商業銀行)のもの。
日本人にとっていろいろとメリットがあるので、この銀行を利用するようになりました。
- 5ドルから口座開設できる
- 普通預金の金利が1%
- プノンペンのオルセー支店には日本人向けのジャパンデスクがある(2018年にプノンペンタワーから移転)
※昔は海外からPPCBの口座へ送金する時の手数料が無料だったのですが、これはなくなってしまったようですね。
カンボジア在住者がプノンペン商業銀行(PPCBank)で口座を作る3つのメリット
PPCBはいい銀行だとは思いますが、まだ規模の小さな銀行だからこその不便さもあります。
最近それを感じる機会があったので紹介したいと思います。
10月はじめ、カンボジアはお盆で5連休でした。
連休の後半はプレアヴィヒアに出かける予定をしていたので、連休の半ばの10月4日にATMでお金を下ろそうとしたのですが、どういうわけかお金が引き出せません。
カードを入れて、暗証番号を・・・と思ったらカードが排出されてしまいます。
きっとATMの調子がおかしいのだと思い、別の支店にあるATMまで行き再度挑戦です。
結果は同じで暗証番号を入力する以前にカードが排出されます。
きっと利用した時間帯が悪いのだと思い夕方になってから再度ATMへ。
ちょうど女の人がお金を下ろそうとしていたところです。
今度は大丈夫かなと思い期待をしたのですが、彼女が残念そうな顔をして話しかけてきます。
ATMの横にいる警備員が話しかけてきました。
しかし時刻はまだ夕方の5時半過ぎ。
そしてこの紙に書かれているメンテナンスの日は10月2日です。今日は10月4日。
どう考えても今の時間使えないのはおかしい。
正直、そういう適当なことを言われるのは日常茶飯事なので気にもしなくなっているのですが、お金が下ろせないことには相当困ります。
いつになったら使えるようになるのかと聞いてみました。
彼の答えはこうです。
いやぁ、それは違うだろうと思いながらも、下ろせるかも知れないのだったら下ろしに行きたいと思う気持ちがある自分がいるのも確かです。
しかしですよ、この治安の良くないお盆のプノンペン。
それも夜にお金を下ろすという危険は犯したくないので、翌朝まで待ってもう一度ATMに行くことに。
朝はシェムリアップへ向かうことになっていたので、朝早くに起きてATMへ直行です。
しかし非情なATMは昨日と同じくお金を引き出させてはくれませんでした。
シェムリアップに着いてからもATMを2箇所巡りましたが、壊れてますとの非情な張り紙が張ってあるだけで、結局お金を下ろすことができませんでした。
現金は多めに手元に置いておくべし
結局お金を下ろせたのは、お盆休みが終わってから。
ちなみにお盆の休み期間中、友人は大手銀行のANZ RoyalのATMからお金を下ろすことができたらしいです。
いろんな人に聞いたところ、ATMのお金が全てなくなっていたのではないかということです。
規模の小さな銀行はATMの数が少なく、お盆のようなお金がたくさん必要な時期にはみんながたくさんのお金を引き出します。
一斉に少ないATMからお金を引き出そうとして現金がなくなってしまったのかも知れませんね。
それかアクセスが集中してシステムが止まってしまったのかも。
とにかく、カンボジアでは大型連休前には余裕をもって現金を用意しておくのがいいですね。