食事制限なしの大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けたので詳細に紹介するよ

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こんにちは、病弱なmoriです。

ぼくはあまり健康ではないのでよく病院で検査を行います。
実際に病院で受けた検査を紹介するシリーズ、今回は大腸内視鏡検査(簡易版)です。

今回紹介するのは大腸内視鏡検査(大腸カメラ)でも、比較的楽にできる検査。
3日前からの食事制限やニフレック(腸管洗浄液)の服用など時間がかかる検査についてはこちらで詳しく紹介しています。

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肛門付近のみの検査なので食事制限なし。浣腸だけで検査できるよ

今回受けた検査は大腸の後ろの方から、肛門にかけての検査です。
肛門から大腸を通って小腸の後ろあたりまで行う大腸内視鏡検査に比べて、今回の検査は比較的簡単なもの。

大腸全体を検査する場合には、検査前から日常生活にとても制限がかかるんです。

  • 食事制限(3日前から)
  • 下剤の服用(検査前日)
  • ニフレック2リットル服用(検査当日)

それに比べて、肛門と大腸の後ろの方だけの検査では食事制限はまったくありません。
繊維質のものを食べてもいいし、午前の検査であっても朝ごはんだって食べてOK。

病院についてからやることは浣腸だけというすごく楽な検査なんですよ。

大腸内視鏡検査(簡易)検査の大まかな流れ

検査の大まかな流れを紹介しましょう。
これはぼくが実際に受けた検査の流れです。

  1. 問診票の記入
  2. 検査着に着替える
  3. 浣腸をして検査箇所をきれいにする
  4. 内視鏡を使って肛門、大腸を検査する
  5. 先生の説明を受ける

受付してから検査終了まで1時間ほどで終了。
実際にカメラを入れられてる時間は10分程度だったと思います。

それでは各工程を詳しく紹介していきますね。

1.問診票の記入

まず病院に到着して受付に行くと問診票を渡されます。

大腸内視鏡検査の問診票

質問はこんな感じ。

  • アレルギーの有無
  • 血液をサラサラにする薬を飲んでいるか
  • 大きな病気をしたことがあるか
  • 透析、糖尿病、ペースメーカーなどの有無

2.検査着に着替える

問診票の記入が終わるとお着替え。
検査前には浣腸をして大腸の中をきれいにするのですが、浣腸をする時に服が汚れる可能性があるので検査着に着替えます。

これが検査着。

大腸内視鏡検査の検査着

下半身はすべて脱いで、お尻の部分に穴の開いた紙パンツを着用。

お尻に穴の空いた紙パンツ

上半身は薄手のシャツならそのままで大丈夫。厚手の服を着ている時は脱ぎます。
その上に温泉旅館の寝巻きのような検査着を着ました。

看護師さんのお話だと、服が汚れたらいけないのでTシャツのように他の人から見える服は避けた方がいいんだそう。
ぼくはTシャツしか着て来なかったので、Tシャツの上に検査着を羽織りましたが。

こんな感じです。

大腸内視鏡検査の検査着

あと、靴下も脱いでおいた方がいいみたいです。

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3.浣腸をして肛門〜大腸をきれいにする

検査前には浣腸をして肛門や大腸のうしろの方をきれいにします。
浣腸は2種類やりました。

  • 普通の浣腸
  • 高圧浣腸

看護師さんと一緒に大きめのトイレへ。
このトイレには折りたたみベッドがあって、ここに横たわって浣腸をしてもらうんですよ。

トイレの中にある折りたたみベッド

トイレの中にある折りたたみベッド

ぼくはひとりで浣腸するものだと思ってたんですが違うんですね。看護師さんが浣腸すると聞いて緊張。

紙パンツを半分ほどずらしてお尻を出します。そしてベッドの上に上半身だけ横たえて足はベッドの外に。
ちょうどお尻をベッドの外側に突き出すような姿勢ですね。

すると看護師さんが浣腸をしやすくするために潤滑剤を手にとってお尻の穴の部分に塗りつけました。

医療用の潤滑剤

潤滑剤

そして何やら管のようなものをお尻の穴に。

なにか液体がお尻から中の方に入ってくるのを感じます。
しばらくするとぐーっとお腹が突っ張ってくるんですよ。

mori
これはなかなかキツい……

浣腸が終わると看護師さんは一旦退室。
ぼくは浣腸液が入ったお腹の違和感を感じながら限界まで我慢。

そしてトイレで全部排出。出したものは流さずにそのままです。
すぐにトイレに設置されているナースコールを押して看護師さんをトイレに呼びます。

トイレ

看護師さんを呼ぶ理由は便の確認をするため。検査できる便になってるか見てもらいます。
自分の便を人に見られるっていうのもなかなか恥ずかしいですよ。

続いて2回目の浣腸。今度は高圧浣腸というものらしいです。

看護師さんは点滴するときに使うような車輪のついた棒のような器具を持ってきましたよ。
ここには大きなタンクのようなものがついてます。

mori
ここに入ってるものを入れるんだな……

先ほどと同じようにベットに横になりお尻に管を突っ込まれます。
そしてさっきより長い時間浣腸液を流し込まれました。

液の量が多いので時間が経つのがすごく長い。お腹もぐーっと鈍痛が。

mori
あああっ

と思った時に注入終了。
さっきと同じように2、3分後に出してから看護師さんのチェック。

これで浣腸はおしまい。
思ったより大変だったなぁ。

4.内視鏡を使って肛門、大腸を検査する

検査室の前で待ちます。

検査室前

どきどき……

先生に呼ばれて検査室の中へ。
部屋の中にはモニターやパソコン、そして検査台が置かれていました。

まず検査台の上に横になり、膝を抱えるような姿勢をとります。
そして先生の方へお尻を突き出すような姿勢を。

これが検査の時にとる姿勢です。

大腸内視鏡検査の姿勢

検査前に血圧測定。脈を計る機械?を手の指に挟みます。

検査スタート!

検査台が少し持ち上がり部屋の照明が落とされました。
薄暗い部屋の中、モニターの明かりが天井に反射してます。

ぼくの後ろにはカメラを操作する先生。
正面には看護師さん。
さらには他の先生の姿も。

カメラを操作する先生はどうやら新人の先生なのかな?
正面にいる先生がいろいろと指示をしていましたね。

カメラを挿入する前に、お尻が痛くないようにゼリー状の麻酔?を塗ってくれました。
そしていよいよカメラの挿入です。

痛みを抑えるゼリーを塗っているもののカメラを最初に挿入する瞬間はやはり痛い。
お尻の穴をぐっと開けられてはカメラが入ってくるんですからね。

でも、一旦カメラが入ってしまうと痛みは収まりました。
ゴニョゴニョとカメラが大腸の中を動いている振動が伝わってきます。

カメラが奥の方に入ってくると、別の痛みが発生!
いわゆるお腹が痛い時のあの痛みです。

じわーっとくる痛み。

mori
なかなか辛い……
先生
痛かったら言ってくださいね。

先生や看護師さんが声をかけてくれます。
さすがに我慢できないほどの痛みではなかったので何も言いませんですが、早く終わってほしいってずっと思ってました。

そんなぼくの思いとは裏腹に検査はまだまだ続きます。

指導役の先生
もっといける?
先生
いや、ここが限界です。

そして専門用語のよくわからない会話。
その会話の後、カメラが大腸の中で反転したのかな?

うううぅっていう鈍痛

さらにガスを注入されたようでお腹が膨らんで変な膨満感も。
なんだかんだで10分くらい(体感です)は検査は続いたかな?
やっと検査終了。

カメラがお尻から抜けた時の開放感といったらたまりませんでしたね。

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5.先生の説明を受ける

検査後すぐに先生から画像を見ながら説明を受けました。

いろんな角度から撮影してくれていて、問題がないか丁寧に説明してもらえましたよ。
心配だったポリープなどもあまりなくて、大腸の中もきれいとのこと。

一安心。

検査後にはすぐに食事できる

今回の検査では大腸の中の組織を採取しなかったので、検査後すぐに食事することができました。

以前の検査では3日前からの食事制限や、当日の絶食などもありかなり体力が消耗していたのですぐに寝てしまいました。
今回の検査はそれほど体に負担がかからなかったので、検査後も元気にごはんを食べましたよ。

まとめ

肛門から大腸の後ろの方だけの検査は、大腸の中全体を検査するものに比べてはるかに楽でした。

  • 3日前からの食事制限不要
  • 検査前の食事OK
  • 検査直前のニフレック(腸管洗浄液)の服用が不要

この3つがとてもよかったですね。

ただし、この検査は大腸の手前側までしっかりと検査するわけではないので注意が必要。
しっかりとした検査はやはり大腸全体を見た方がいいんです。

知り合いの看護師の方がこのようにおっしゃってました。

看護師
大腸検査は毎年ちゃんとした方がいいで。突然何かができることがあるから昨日大丈夫やったからって今日が大丈夫とは限らんし。

しっかりとした検査は大事ですね。

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