こんにちは、旅行が大好きなレイです。
今回は歴史が好きなら一度は行きたい素敵な場所を紹介します。
中山道の宿場町の一つで、とても人気のある宿場町として有名な馬籠(まごめ)宿です。
中山道を歩いた時に立ち寄った宿場町で、とっても素敵な町並みに魅了されました。
中山道の宿場町「馬籠」とは?
京から江戸へ向かう街道のひとつ「中山道」。
その街道に設けられた宿場町の一つが馬籠です。
江戸からの距離は332km。
中山道には69の宿場町がありますが、その中でも人気のある宿場町で多くの観光客が訪れます。
その魅力はなんといっても昔を再現した美しい町並み。
残念なことに、山の尾根なので水が少ないらしく火災が多くて、古い建物はかなり焼失してしまったとのこと。
坂に沿って造られた宿場町「馬籠」
まずは馬籠宿をざっと見ていきましょう。
昔の宿場町なので街道沿いに色んなお店が並んでいます。
馬籠宿の特徴は斜面に造られた宿場町ということ。
だから町は坂に沿って造られているんですよ。
坂の下、中津川の方面から上がっていきましょう。
馬籠宿を入ってすぐのところ。ちょうど坂を上り始めたところで後ろに振り返るとこんな景色です。すごく古風でいい町並みでしょ?
石畳の道が続いています。
ちょうどさっきの写真のすぐ先で撮影したのがこれ。この部分は重要な意味を持っているんですよ。
この部分は道が一直線になっていなくて、一度道が直角に曲がっています。
このようになっていることで敵に襲われた時、まっすぐに侵入させないことで宿場町を守るという効果があります。
当時の宿場町にはこのように防衛を意識した造りがよく見られるんです。
枡形の角の部分には水車があっていい雰囲気を醸し出しています。
まさに坂に造られた宿場町って感じでしょ?
土蔵を使ったカフェ。めっちゃおしゃれ!
日用雑貨や食料品、お酒などを扱うお店です。
これは旅館。雰囲気が最高ですね。
この地域特産の栗を使ったスイーツ。いたるところに誘惑が。
信州のお酒がずらっと並びます。
昔ながらの町並みが続きます。
外国人に人気のゲストハウス「馬籠茶屋」。本当に外国人に宿泊客が多いですよ。
夜にこの前を通ったんですが、外国人の人たちが楽しそうにしていました。
夜を楽しみたいなら馬籠茶屋がいいんじゃないでしょうか。
ぼくは馬籠茶屋に泊まりたかったんですが、その日は空いてなくて泊まれなかったんです。
次回泊まるとしたらここかな。
桶屋。渋いです!
このあたりは栗の産地なので栗を使った「栗きんとん」が有名ですね。
古くて良い感じの酒屋さん。
職場町の外れにある蕎麦屋さん。
これは高札場。役所からのお知らせを掲示する掲示板ですね。
ここが馬籠宿の一番はずれ。坂の上なのでとても見晴らしがいいんです。気持ちいい〜!!
大きな水車が目を引く!今は水力発電をしているよ
枡形のところにある大きな水車。
実は発電装置としても使われているんですよ。
水車小屋の中に入れるので入ってみましょう。
中から水車の内側を見ることができます。
これは水車の軸ですね。ぐるんぐるんと回っていました。
小屋の中に設置されている掲示板に現在の発電量が表示されます。
この付近の街灯や常夜灯はこの水車で発電した電気を使っているんだそう。
CO2削減に貢献しています。
水車小屋とはいうものの結構大きな建物なので、ちょっとだけ中に入ることもできますよ。
ぼくは歩き疲れから足が棒のようになっていたので、ちょっとだけ休憩させていただきました。
木曽路名物「五平餅」は素朴で優しい味
木曽路と言えば五平餅!
五平餅はつぶしたごはんで作った団子に、独特の醤油だれをつけて焼いた素朴な郷土料理。
馬籠に来たなら食べなきゃね。
この艶。めっちゃおいしそうでしょ?
特に中山道を歩いてきた直後に食べたので、そのおいしさは格別!
素朴なごはんの団子だけど、しょうゆのタレとほんのりとした甘味が体に染み渡りました。
五平餅の説明。
馬籠宿の入口近くにある民宿「白木屋」さんの軒先でも五平餅を食べることができますよ。
熱々の五平餅を食べ歩きしながら、馬籠観光もいいですね。
喫茶「かっぺ」で特産の栗パフェをいただく
馬籠はずっと坂なのでずっと歩くと結構疲れます。
ということでちょっと休憩しましょう。
入ったのは「喫茶かっぺ」。
さっき通った時、裏手にテラス席のようなものが見えたので気になってたんです。
こちらがテラス席です。席数も多くて解放的!
迷いますね〜
かっぺのスイーツメニュー。迷いますね〜
- クリームあんみつ:600円
- クリームぜんざい:500円
- フルーツパフェ:600円
- チョコレートパフェ:600円
- コーヒーゼリー:600円
- 冷抹茶 クリームあん入り:600円
- 黒みつパフェ:600円
- 自家製栗入りパフェ:600円
こっちはドリンクのメニューなど全部載ってますね。
栗おこわ定食(1,000円)はかなり魅力的だったんですが、ごはんを食べるって感じじゃないしなぁ。
というこれで注文したのはこちら。
自家製栗入りパフェです!
せっかく木曽路に来たのだから名物の栗は食べときたいです。
それにしても美しいですね。
下から順に色んなものが入ってます。
- コーンフレーク
- バニラアイス
- 苺
- ホイップクリーム
- 栗
この薄い黄色い塊が栗。冷凍してあるみたいで結構固いです。
おいしくいただきました。ごちそうさま!
無料休憩所では変身体験もできるよ
宿場町の途中には無料で利用できる休憩所もあります。
中はそれほど広くはないんですが、馬籠の写真などが飾られています。
こういう場所ではお馴染みのノート。ここを訪れた旅行者が書き込んだものを読むことができます。もちろん自分が描いてもOK。
写真を撮り忘れたんですが、休憩所の中には昔の衣装が置いてあるんですよ。
それを着て記念撮影もできます。
文豪・島崎藤村記念館
馬籠といえば島崎藤村の生まれた場所。
藤村の生まれた場所には「藤村記念館」が建てられ、貴重な資料などを見ることができます。
藤村記念館の正面
藤村記念館の中にある建物です。一部の建物には入ることができますよ。
この建物は何だったかな?忘れた…
広い敷地内にはこの他にもいくつか建物があって、資料を見学したりすることができます。
藤村記念館
住所 | 岐阜県中津川市馬籠4256-1 |
---|---|
TEL | 0573-69-2047 |
開館時間 | 9:00~17:00 (12月~3月は~16:00) |
休館日 | 12月~2月の毎週水曜日 |
WEBサイト | 中山道馬籠宿の藤村記念館(公式サイト) |
優しい光に照らされた夜の馬籠は格別
夜の馬籠はまた素晴らしいんです!
これをご覧あれ。
温かいオレンジ色のライトに照らされる馬籠の町
馬籠宿郵便局に置かれている小さなオブジェ
夜の水車はまた違った趣がありますね。
人気がなくて静まりかえった馬籠の町
夜になると観光客はほとんどいなくなり、静かな静かな町になります。
オレンジ色の街灯を頼りにくらい馬籠の町を歩くのはとても贅沢!
この静寂と景色を味わうためにも、ぜひとも宿泊をオススメします。
霧が立ちこめる幻想的な朝
ぼくが滞在した朝は、お天気はいまひとつ。
その代わりに霧が町全体に立ちこめていてとても幻想的な風景でしたよ。
山には濃い霧がかかって霞んでいます。
馬籠館の駐車場からみた山は雲で覆われていて幻想的。
霞んだ馬籠の町。良いですね〜
馬籠周辺の散策と恵那狭・大井ダム周辺のサイクリングするツアーです。
自分だけの浮世絵作りもできますよ。
10:00〜16:30までの日帰りツアーです。
詳しくは「馬籠・恵那峡を巡る!旧中山道ウォーキング&サイクリングツアー」をチェック!
馬籠宿へのアクセス方法
馬籠へは電車、バスなどの公共交通機関、車、高速バスなど色んな交通手段を使って行くことができます。
電車で馬籠へ行く方法
電車を利用する場合には、JR中津川駅が最寄り駅です。
中津川駅からはバスで25分程。
バスの時刻表はこちら。
北恵那交通 馬籠線.pdf
車で馬籠へ行く方法
中央自動車道の中津川インターから国道19号線経由で馬籠宿へ行くことができます。
インターから馬籠宿までは約20分ほどです。
馬籠宿には駐車場が完備されていて、馬籠宿の下と上に車を駐められます。
料金も一部を除き無料というのも嬉しいですね。
詳しい駐車場情報は馬籠宿のサイトをご確認ください。
木曽馬籠宿 駐車場案内と交通規制
高速バスで馬籠へ行く方法
東京から
東京からはJR中央ライナー号を使います。
「中央道馬籠」バス停から徒歩15分ほどです。
- JR東海バス・中央ライナー(東京駅、新宿 → 中央道馬篭)
- 「中央道馬篭」バス停 → 馬籠宿(徒歩約15分)
名古屋から
名古屋駅から名鉄交通のバスが出ています。
馬籠を訪れたなら次の宿場町「妻籠」にもぜひ立ち寄って
馬籠の次に位置する宿場町「妻籠」。
せっかく来たのだから「妻籠」にも立ち寄ってほしいなと思います。
馬籠と並び人気のある宿場町で、江戸時代からの面影を色濃く残しているんです。
馬籠からは車や路線バスですぐ行けるし、中山道を歩いて行くのも楽しいですよ。
路線バスの時刻表はの時刻表をご覧ください。
南木曽町新交通システム(地域バス)運行時刻表 馬籠線
歩いて行くなら「【2泊3日】街道歩き初心者でも歩けた中山道(木曽路)のおすすめコース(2日目その1・馬籠〜妻籠)」をご覧ください。
実際に歩いた時の記録です。