カンボジアで健康に生きるためにやるべきこと

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カンボジアの生活
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こんにちは、カンボジアに毎年行くレイです。

前々からずっと思っていたことを書きたいと思います。

それはカンボジアでどうやって健康管理するかってことです。

カンボジア人と同じように生活することが多いんですが、結構な確率でイマイチな体調になってしまいます。

日本とはまったく文化の違うカンボジアで、どうやって健康に過ごせるかについてぼくの考えを紹介しますね。

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カンボジアでは日本よりもっと健康に気をつけないといけない

カンボジアに滞在している間、ぼくはカンボジア人のごく一般的なお家にいます。

カンボジア人と同じようにご飯を食べて過ごすことが多いんですが、いろいろと健康について考えさせられるんですよ。

それは日本とは違った食べもの、習慣に自分の身体が適応できていないんでしょうね。

カンボジアでは日本にいる時以上に健康に気を使わないと、絶対に身体を壊します。

カンボジアの健康問題

10年近くカンボジアに関わってきて、ぼくがこれまで感じてきたカンボジアの健康問題を挙げてみます。

このあたりをしっかりやらないと、いずれ身体を壊しますよ。

ぼく自身の実体験や、実際に現地で活動されている専門家から聞いた話なども一緒に紹介しますね。

手洗いなどの衛生観念があまりない

これはカンボジアに限った話ではないですが、とにかく手を洗いません。

特に食事前に手を洗う人はすごく少ないような印象ですね。

2020年に大流行の新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、カンボジア人でも手を洗う人は増えたように思いますがまだまだ少ない。

外から帰ってきて、そのままスマホをいじって食事。

食事では鶏肉やグリーンマンゴーなんかを素手でつかんで食べるのも当たり前のようにやっています。

グリーンマンゴー

グリーンマンゴー

レストランに行っても、ほとんどの店ではおしぼりやウェットティッシュなんて出てきません。

おしぼりなどが出てくるのは、日本料理か韓国料理の店くらいじゃないですか。

人によってはトイレに行ってもそのまま出てくるくらいなんで(日本でもあるけど)、ウェットティッシュは常に持ち歩いておくべきです。

ウェットティッシュはカンボジアの街中でも普通に買えるので安心してください。

コンビニ、薬局、イオンなどのスーパーでも簡単に買えます。

もっと気をつけたいなら、アルコール消毒ジェルやハンドソープを持ち歩いておくとより安心。

店によってはハンドソープがない場所や、切らしているところもあります。

ぼくはミューズを小さな容器に入れて持ち歩いてますが、結構便利ですよ。

栄養に対する意識がまだ低い

カンボジアの食事は米が中心。

お皿に山盛りにしたごはんに、おかずが2、3種類つく感じですね。

カンボジアのごはん

日本の食事は結構いろんな種類の食材を使いますが、カンボジアの食事は使ってる食材の種類も少なめです。

たとえばある日の食事を挙げてみるとこんな感じ。

一番右の列には、その食事に使われているメインの食材を載せてます。

朝ごはん クイティウ 米の麺
牛肉
魚のミートボール
もやし
昼ごはん ごはん
豚肉の焼肉
菜っ葉のスープ

豚肉
菜っ葉
ミートボール
夜ごはん ごはん
豚肉の焼肉(お昼の残り)
菜っ葉のスープ(お昼の残り)
空心菜の炒めもの

豚肉
菜っ葉
ミートボール
空心菜

これを見てもらうと分かると思いますが、結構食材に偏りがあるんですよね。

米などの炭水化物がかなりの割合を占めていて、次によくあるのが肉や魚などの動物性タンパク質。

その次に野菜などで食物繊維やビタミン類を摂るって感じでしょうか。

この表からは分かりませんが、味つけも結構濃いものが多くて塩分もかなり多いんじゃないかなって思います。

ぼくにとってはそのままでも十分濃い味つけの料理なんだけど、さらに醤油をかけて食べる人が大多数なような気がしますね。

さらに砂糖などの摂取量もかなり多そう。

水やお茶を飲む人も多いですが、特に若い人は練乳がたっぷり入ったコーヒーやコーラなどの炭酸飲料をひんぱんに飲んでます。

ぼくの個人的な感覚では、この食事を1週間くらい続けると結構キツイですね。

白米をたっぷり食べて、食物繊維が少ないせいか、めちゃくちゃ便通が悪くなりました。

最近はごはんの量を減らしたり、コーヒーに練乳をいれないようにお願いしてます。

この食生活は都市部に住む人より、田舎に住む人になればなるほど顕著になってくるようです。

カンボジアで子どもの保健についてのNGO「うどんハウス」を立ち上げた楠川さんがこうおっしゃってました。

楠川さん

カンボジアでは朝ごはんが白ごはんと醤油だけの子どももいる

楠川さん

小学生では甘い炭酸飲料とお菓子を朝ごはんにする子も多い

楠川さんは元看護師で、これまでもカンボジアの医療についていろんな活動をされてきた専門家です。

その楠川さんがカンボジアの食生活についてこうおっしゃってたので、ぼくが感じたことも間違ってはいないと思います。

楠川さんの活動について詳しくはこちらで紹介してます。

【前編】家さえも捨てて単身カンボジアへ!香川の元看護師・楠川富子さんの活動を見てきたよ

異常など薬に頼る

ぼくはできるだけ薬には頼らないようにしています。

ちょっとした風邪なら、薬じゃなくて休養、食事、睡眠をしっかり取るのがまず大事。

ちょっと体調が悪いから薬を飲むのって、あまりにも安直な考え方だと思うんです。

体調が悪くなるには原因があります。

その原因を放置したまま、とりあえず薬を飲めばいいという考え方は自分の身体に対してあまりにも無責任。

もちろん、あまりにも酷い場合には薬も飲むし、医者にもかかりますが…

カンボジアで感じたのは、とにかく薬に頼る人があまりにも多いなってこと。

ちょっと風邪気味なら風邪薬、頭が痛いなら頭痛薬、なんとなく身体が熱いと解熱剤といった具合です。

カンボジアの風邪薬

カンボジアの風邪薬

ぼく自身、ぜんぜん平気なのに「ちょっと身体が熱いから飲んどけ」って言われて薬を飲まさせられました。

ぼくは医学の素人なんで専門的なことは分かりませんが、個人的に心がけていることはこの4つです。

  • 手洗いうがいをする
  • バランスよく食事をする
  • 運動をする
  • よく寝る

カンボジアではこういう習慣があまりないので、まわりに合わせて生活すると身体を壊してしまいます。

薬を飲む前に、体調をいい状態に保てるように予防を心がけたいですね。

運動量が少ない

カンボジア人はあまり運動をしないような気がします。

暑いからなのか、移動もほとんどがバイクや車。

ちょっとした距離でも乗り物を使うんで、ほとんど歩きません。

日本にいる時にはある程度は歩いていますが、カンボジアに来ると一気に歩く量が減ってしまうんです。

最近はカンボジア人の中でも健康に気を使う人が増えてきたようで、涼しくなった夕方に公園などでウォーキング、エアロビなどをする人もよく見かけます。

リバーサイドや公園で行われているエアロビ。

プノンペンのエアロビ

それでもやはり運動量はまだまだ少ないので、しっかりと意識して身体を動かすようにしないといけないですね。

ちなみにまとまった時間をとってスポーツをするのもいいですが、毎日の生活で少しずつちょっとした動作をするだけで生活習慣病が予防できることが分かってきました。

エスカレーターの代わりに階段を使う、こまめに部屋の中を掃除する。

こんな日常生活の中で無意識のうちに消費される熱量をNEAT(ニート nonexercise activity thermogenesis)と呼びます。

このNEATをできるだけ増やすように生活するのも心がけたいですね。

意識しないとカンボジアでは健康を保てない

カンボジアは年中暖かくて、なんだか時間がゆっくり流れているような気分になります。

もちろん、それはそれですごく気持ち良くて大好き。

でも、しっかりと気持ちを引き締めないとだらだらと毎日を過ごしてしまって、楽な方へと流されてしまいます。

おいしいものばっかり食べて栄養が偏る。

暑いし面倒くさいから乗り物ばっかり乗って運動不足。

その結果、体調を崩してしまうんです。

楽しい国だから健康でいないと楽しさも激減ですよ。しっかり健康に生きられるように生活を見直しましょう!

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