プノンペンのメインストリート・ノロドム通りを北に進むと目に飛び込んでくる小高い丘。
この丘の上にあるのが「ワットプノン」です。
このページではプノンペン観光名所としても有名な、このワットプノンを紹介しますね。
プノンペンの歴史が詰まったこの場所は、観光地としては欠かせませんよ!
プノンペンの中心・ワットプノンの見どころ
ワットプノンの見どころはこの3つ。
- 丘の上に建つお寺
- 正面の時計
- ペンおばさんの像
まず丘の上にあるお寺を見学してから、まわりを散策。
そして最後にペンおばさんの像を見るという順序でまわるといいですよ。
全部見てまわるのに1時間くらいあれば大丈夫。
それほど広い場所じゃないので、結構サクッと見て回れます。
ワットプノンはペンおばさんが仏像を安置したとされる場所
ワットプノンは歴史的にとても重要な場所なんです。
プノンペンはある伝説から始まります。
時をさかのぼること1372年、「ペン」という名前の女性が4体のブッダの像を河辺で発見しました。
そして彼女はその4体の像を、現在ワットプノンがある丘に安置したんです。
そしてのちに、この場所にお寺が建てられました。
そのお寺が丘の上に建つ「ワットプノン」なんです。
「ワットプノン」とはカンボジア語で「丘の寺」という意味。
ワット:寺
プノン:丘
そしてカンボジアの首都である「プノンペン」という名前は、仏像を発見した女性「ペン」と、このお寺の建つ丘「プノン」から来ています。
つまり「プノンペン」は「ペンおばさんの丘」という意味で、まさにワットプノンのあるこの場所のことなんです。
この場所を訪れるのは、まさにプノンペンの歴史に触れると言っても過言じゃありません。
実際に多くのカンボジア人はこの場所を訪れて、学業やビジネスの成功や、人生の幸せなんかをお願いしていますよ。
チケットを購入して中へ入る
ワットプノンがある場所はプノンペンの少し北側。
メインストリートのノロドム通りを北へずっと進んだところです。
ノロドム通りはワットプノンのある丘を中心に丸い形になっています。
ワットプノンに入るのは外国人は有料。
昔は丘の上に建ってるお寺だけ有料だったんですが、今はその周辺に入るのにもお金がいります。
チケットカウンターはワットプノンの東側です。
ちょうどこの辺りですね。
これがチケットカウンター。
外国人は1ドルです。カンボジア人は無料で入れます。
ワットプノンのチケット。
歴史的な場所だよ。っていう案内が建ってました。
この階段を上って、丘の上に建つお寺へ向かいましょう。
途中にはこんな美しい彫刻も。
ワットプノンの壁にはこんな彫刻がいっぱい。
躍ってるのかな?
太鼓のようなものもありました。
これがお寺の外観です。
丘の上にあるお寺は鮮やかな内装と仏像の数々がみどころ
お寺の正面に立ちます。
正面から見るとこんな感じですよ。
さっそく中へ。
一歩中に入ると、きらびやかな装飾に圧倒されます。
正面には大きな黄金の仏像。そして天井や壁を隙間なく埋め尽くす壁画が圧倒的ですね。
王宮と違って、ワットプノンは建物内の写真撮影は自由にできます。
お線香も置いてあるので火をつけてお祈りできますよ。
お線香をあげてお祈りするんですけど、カンボジアのやり方があるので他の人と同じようにやりました。
- 正座する
- 顔の前で手を合わせる
- 両手をそのまま床へつけて頭を下げる(座礼)
- 2と3の動作を3回行う
手を合わせる時には顔の位置より少し高くした方が良いと思います。
カンボジアは相手によって手を合わせる位置が変わるんです。
目上の人になればなるほど高い位置で手を合わせます。
仏様に手を合わせるので、手は高い位置で合わせるのがいいですね。
これらの壁画はカンボジアの歴史を表しているんでしょう。
これだけ見てもぼくにはよく分かりませんでした。ガイドがいるともっと深く楽しめそうですよね。
ひときわ目を引くのがこちら。緑の服を着た像です。
特別な像なのかな?
手を合わせてお祈りしている人がいました。
大きな仏像の裏側にも回れます。
大きな仏像のまわりには小さな仏像がたくさん。
仏像の背後には展示ケースに入れられた仏像がたくさんあります。
仏像を裏側から見上げてみました。天井も高くてとても神聖な空気に満ちていますね。
ワットプノンの深く理解したいならガイドに案内してもらうのがおすすめです。
日本語のガイドツアーもありますよ。
ワットプノンの周囲を歩く
お寺を見たら、建物のまわりを歩いてみましょう。
建物のすぐ近くにはとても目立つ白い尖塔が。
ワットプノンを遠くから見た時にまっさきに目に入ってくる、とても目立つ建物です。
夜になるとライトアップされて、暗闇に浮かび上がる白い尖塔がとても印象的。
小高い丘の上から南の方を見下ろしてみましょう。
木々の向こう側に見えるのがノロドム通りです。
お寺の北側の小さな階段を少し降りると、こんな小さな建物があります。
これはお土産屋さん。とても小さなお店なんですけどカンボジアらしいものが売ってあるので立ち寄ってもいいかも。
一番下まで降りてきました。
チケットカウンターのあるあたりには小さな露天が出てます。
ドリンクや花を売るお店、そしてこの写真にある小さなカゴのようなもの。
なんだかわかりますか?
これはスズメ屋さん。
カゴの中にはスズメがたくさんいました。
一体何をするのか分かりませんが、すずめを売ってました。
レイ
鳩もたいに放鳥するのかな?
ワットプノンの丘のまわりはこんな感じで遊歩道になってます。
緑がいっぱいなので歩いていてとても気持ち良いですよ。
とてもきれいな白い花。フランジパニっていうらしいです。カンボジアではよく見かけます。
手工芸品のセンターみたいです。
ワットプノンの南側。目の前をまっすぐ走っているのがノロドム通りです。
結構交通量が多くて賑やかな通りですよ。
道を横断するのはちょっと怖いけど。
正面には豚のオブジェがありました。
これを撮影したのが2019年なので、干支に合わせて豚のオブジェがあったんですね。
ちなみに日本では干支は「イノシシ」ですが、カンボジアをはじめ海外の多くでは「豚」なんです。
目力がありますね。
ワットプノンを南から見るとこんな感じに見えます。時計と白い尖塔がとても目立ちます。
ペンおばさんの銅像
プノンペンの名前の由来ともなった「ペンおばさん」。
彼女の像がワットプノンのすぐ近くにあるので、一緒に見るのがオススメです。
ワットプノンの南西にある広場。ここにペンおばさんの像があります。
かなり黒いので顔の表情があまりわかりませんね。
カンボジアの友人に聞くと、ペンおばさんもとても大事な人らしくて像の前でお祈りしてました。
ペンおばさんの像はこちらです。
CAFE DE PHNOM PNEHで一休みしよう
ワットプノンはそれほど広い場所じゃないんですが、階段を上ったりしたのと暑かったので結構疲れてしまいました。
ちょっと一休み。
ということで、ワットプノンのすぐ側にあるおしゃれなカフェ「CAFE DE PHNOM PNEH(カフェ ド プノンペン)」でコーヒーを飲みましたよ。
ガラス張りの店内は明るくて冷房もバッチリ効いてます。
イスやソファーなどその時の気分で席を選べるのもいいですね。
カウンターの席にはパソコンでゲームに熱中している若い方も。
もちろんフリーWi-Fiがあるので、オンラインゲームだってし放題。
このお店はドリンク以外にも、ランチなども食べられます。
ぼくが選んだのはカフェラテ。
カンボジアのコーヒーって砂糖や練乳がドバドバ入っていて、めちゃくちゃ甘いイメージがあるんですが、こういうカフェは違いますよ。
おしゃれなカフェのドリンクは、基本的にはじめから砂糖は入っていないものが多いんです。
甘くしたかったらシロップを入れてください。
いくつかドリンクメニューを紹介しますね。
これは冷たいドリンクメニュー。
アイスコーヒー(Americano)が2.4ドル、カフェラテで2.6ドル。
2ドル台で冷たいドリンクが飲めるので、まあお手頃ですね。
次はホットドリンク。
こちらはサイズが2種類あります。
小さいドリンクなら2ドル台、大きなドリンクは3ドル台がほとんどです。
フラッペもありますよ。
いろんな種類がありますが、どれも2.85ドルです。
あまりにも快適だったんで、ソファーで寝てしまうところでした。
ワットプノンとプノンペンの他の観光地
プノンペンでは欠かせない観光地「ワットプノン」を紹介しました。
WAT PHNOM(ワットプノン)
住所 | Norodom Blvd, Phnom Penh, Cambodia |
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営業時間 | 7:00~18:30 |
入場料 | 1ドル(外国人) |
WEBサイト | Wat Phnom | Ministry of Tourism Cambodia |
ワットプノンなどプノンペンのいろんな場所を日本語ガイドが案内してくれるツアーもありますよ。
この辺りはフランス統治時代の歴史的な建物が残っている場所で、近くには郵便局もあります。
カンボジアから日本へ手紙を出すのもいいんじゃないですか?
そのままリバーサイドに行けばボートクルーズも楽しめますよ。
リバーサイドには、この他にも「王宮」やカンボジアでも由緒ある寺「ウナロム寺」もあります。
ぜひ、いろいろと名所を巡ってみてください!
プノンペンの観光などはこちらのページにまとめています。