こんにちは、旅行大好きmoriです。
このたび、歴史好きの友人に誘われて中山道を歩いてきました。
中山道とは江戸時代の五街道の一つで、江戸の日本橋〜京都の三条大橋を結ぶ街道です。
距離にして526.3kmあるのですが、今回歩いたのはそのうちの木曽路と呼ばれている岐阜県、長野県の一部区間。
2泊3日という短期間で、中山道の素敵な宿場町に行けるというかなり贅沢なコースでしたよ。
歴史に詳しい友人だけあって、見所の多いコースを選んでくれて感謝です!
実際に歩いた中山道(木曽路)の詳しいコース
それでは実際に歩いたコースを紹介していきましょう。
大まかな流れはこんな感じです。
【1日目】
- 名古屋から中津川へ移動
- 中山道を中津川から落合へ
- 落合から斜面に作られた街・馬籠(まごめ)へ
- 午後からは馬籠散策・宿泊
馬籠宿の詳しい紹介は「【岐阜観光】中山道(木曽路)の宿場町「馬籠」のおすすめを徹底紹介 」をどうぞ。
【2日目】
- 馬籠峠を越えて伝統的な街並みが残る妻籠宿へ
- 妻籠(つまご)宿散策
- 妻籠宿から南木曾(なぎそ)駅へ
- 電力王・福沢桃介の作った橋「桃介橋」を渡る
- 南木曾から電車でショートカット!一気に奈良井宿へ
【2泊3日】街道歩き初心者でも歩けた中山道(木曽路)のおすすめコース(2日目その1・馬籠〜妻籠)
中山道(木曽路)の宿場町「妻籠」のおすすめを紹介
【2泊3日】街道歩き初心者でも歩けた中山道(木曽路)のおすすめコース(2日目その2・妻籠〜奈良井)
【3日目】
- 朝の奈良井宿を散策
- 中山道の難所「鳥居峠」を越えて薮原宿へ
- 薮原駅から名古屋へ
【2泊3日】街道歩き初心者でも歩けた中山道(木曽路)のおすすめコース(3日目)
それではいきま〜す!
1日目その1. 名古屋から中津川へ移動
1日目は中山道・中津川から東京の方へ向かって歩き、馬籠宿まで歩きます。
まずは出発地の中津川へ向かうために、滋賀からまずは名古屋へ。
時間がもったいないので前日の夜行バスに乗って、早朝5時に名古屋に到着。
誰もいない……
そりゃそうです。だって始発前だし。
中津川への電車まで時間があるので腹ごしらえすることに。
名古屋駅前にあるセブンイレブンに直行。発売されたばかりのハーゲンダッツ・ショコラミントをいただきました。美味い!!!
お腹がいっぱいになったところで中津川への電車に乗りましょう。
中津川へのJR名古屋駅からJR中央本線1本で行くことができます。
各駅停車で1時間23分。結構遠いです!
電車は名古屋が始発なので余裕で座れるのが良いですね。
時間がたっぷりあるので、ここで睡眠をとっておくのがオススメ。
1日目その2. 中山道を中津川から落合へ
中津川に到着したらまず観光案内所へ。駅前にあります。
早朝なので当然閉まってました。
でも、外に中山道(中津川〜落合〜馬籠)の案内が置かれているのでもらっておきましょう!これを見ながら馬籠宿まで歩きますよ〜
ごめんなさい。案内の写真なしです。
あともう一箇所、中山道を歩き始める前に行っておきたい場所があります。
セブンイレブン
ここで水とちょっとしたお菓子を購入します。
この先しばらく、まったくお店がないので水だけは絶対に購入すべきです。
セブンイレブンはこちら。
セブンイレブンで水と食料を買ったら中山道を歩きはじめますよ。
いきなり困ってしまいました。中山道がどこにあるのか全然わからない……
案内所でもらった地図を見てもどうなってるのかわからない。
そんな時には地元の人に聞くのが一番。
指さす方向へ向かうも、1分ほどでまた迷子。
幼稚園の引率?の方に声をかけます。
そうは言ってくれたものの、目的地をセットしたぼくのGoogleマップは違うぞ!って音が鳴りまくる始末。
結局、Googleマップを信じることに。
先生ごめんね。
Googleマップの言うとおりに歩いているとこんな看板を発見!中山道!!
めっちゃ嬉しかったですね。
この看板の場所はこちらです。
中山道は幹線道路の地下をくぐるようになっているので地下道です。結構派手。
地元の幼稚園の子ども達が描いたんですね。
中山道は街道といっても昔の街道です。だから道もすごく細いところが多いんですよね。
本当に普通の住宅地の細い道と変わりない感じだから、つい道を間違えてしまうじゃないかって心配してました。
でも親切なことに、中山道はしっかりと整備されているので道を間違ってしまう心配はないんですよ。
これを見てください。道が普通のアスファルトとは違っているのがわかりますか?
中山道の方は細かい砂利が埋め込まれた道になっているんです。これだとどの道が中山道か一目瞭然。
これで安心して先に進めますね。
中山道を歩いているといろんなものが街道沿いに見つけられるんですよ。
水力発電所
休憩所なんかも街道沿いにあります。トイレが整備されているのも嬉しいですよね。
なんかの石碑
一里塚。街道沿いに約4km間隔でおかれています。昔の人はこの一里塚を見て距離を測っていたんでしょう。
中山道は山の中を走る道だけあって、とにかくアップダウンが激しいです。
ここなんてかなり急な坂だったんで、汗が噴き出すこと。水も飲みまくりです。
振り返るといい景色。ソーラーパネルが並ぶ斜面には時代の流れを感じますね〜
与坂立場跡。昔は「越前屋」という茶屋があって餅を売っていたんだそう。峠の上にはだいたい茶屋があったみたいですよ。
はい、クタクタです。
峠を越えたらあとは下り。めっちゃ足取りも軽くなってきました。景色もいいですね!
見事な藤。
中山道の看板を見つけてから40分で、中津川の隣の宿場町「落合宿」に到着!
落合宿でヤマザキショップを発見!飲み物や食べ物はここでも補給することができます。
助け合い大釜。以前は寒天の原料になる天草を煮ていたそうです。今では落合宿祭りで千人きのこ汁を作っているんだそう。
宿場町には「本陣」と呼ばれる建物があって、位の高い人の宿泊に利用されていました。明治天皇も休憩された場所なんですね。
フリーWi-Fiを発見!すごいなぁ〜
おしゃれなクラフトショップを発見。
良い雰囲気〜
街中には井戸もいくつかありました。ほとんどは使えなかったんですが、この井戸からは冷たい水ができてきましたよ。
落合宿の高札場跡。このあたりで落合宿はおしまいです。
1日目その3. 落合から斜面に作られた街・馬籠へ
落合宿を出たらいよいよ山道って雰囲気が。
この分かれ道はどっちにいっても次の宿場町「馬籠」には行けるそうです。でも石畳を見たいので左の道へ。
水の流れる音と、涼しい風が熱い体を冷ましてくれます。気持ちいい〜
山道の途中に現れたお寺「医王寺」
馬籠宿まであと3.5km。強烈な坂で足はパンパンです。
落合宿と馬籠宿の間には有名な「落合の石畳」というものがあるんだそう。友人がめちゃくちゃおすすめしてたので早く見たいな。
さらに歩くこと3分。
到着しました!落合の石畳
ここからは風情のある石畳の道を歩いていきますよ。
山の中を石畳の道が続きます。
まだまだ続く石畳。
石畳いいなぁ〜
石畳の途中にはこんな建物が。一応使われてはいるようですね。
ここで一度休憩です。ちょっとしたベンチのようなものがあるので、汗を拭いたり水を飲んだりして体力を回復させます。
ちょうどこのあたりで石畳も半分ほど。まだ先は長いので体力を回復させるのは大事。
残りの石畳も同じような感じで続きます。
そしてついに石畳を抜けました!馬籠までもうひと息。
石碑を見逃すな!
ぼくは思いっきり見逃してしまったのですが、この場所には絶対に見ておきたい石碑があります。
是より北 木曽路
島崎藤村の書いたものなんですよ。
ここから馬籠宿までは小さな集落の中を歩いて行きます。
途中にあった馬籠についての説明がありました。
馬籠というもじは「馬」と「籠」。
昔の人は生活物資は馬で運び、病人やけが人は籠にのせて中津まで運んでいたんだそう。それで「馬籠」ということになったんですね。
少しずつ昔ながらの町が見えてきました。
馬籠城跡
一気に視界がひらけました!遠くには山。そして緑の田んぼがきれい!
ついに到着!馬籠宿です。
よく歩きました!!
馬籠宿に到着。
1日目その4. 午後からは馬籠散策・宿泊
1日目に歩くのは馬籠宿まで。
午後は馬籠宿を散策して、この宿場町に泊まります。
馬籠宿は中山道の宿場町の中でも昔ながらの街並みが再現されているんですよ。
観光客の多いこと!
馬籠宿の詳しい紹介は「【岐阜観光】中山道(木曽路)の宿場町「馬籠」のおすすめを徹底紹介 」です。
2日目詳細は【2泊3日】街道歩き初心者でも歩けた中山道(木曽路)のおすすめコース(2日目その1・馬籠〜妻籠)をどうぞ!
馬籠周辺の散策と恵那狭・大井ダム周辺のサイクリングするツアーです。
自分だけの浮世絵作りもできますよ。
10:00〜16:30までの日帰りツアーです。
詳しくは「馬籠・恵那峡を巡る!旧中山道ウォーキング&サイクリングツアー」をチェック!