ごはんが集まってくる寺院
カンボジアの多くの人は仏教徒。カンボジアの街にはたくさんの寺院があり、街を歩けば多くのお坊さんを見かけます。イベントなどには必ずと言ってもいいほどお坊さんが出席することから、カンボジアでは仏教徒いうものがとても大きなウエイトを占めているんだって感じるんです。
国全体に仏教が浸透しているこの国では、毎朝寺院にはたくさんの人たちがやってきます。特に年配の人が多いですね。この人たちはこの寺院で何をしているのか。友人と一緒に朝の寺院に行く機会があったので紹介します。
寺院のお手伝いをする人(修行者)
カンボジアでは出家をすることが徳を積むためにとても良いこととされています。だから若いうちに出家をするっていう人も多いんですよ。出家って言っても一度お坊さんになったら一生続けないといけないのかっていうとそんなことはないんですよね。短い人だったらたったの3日くらいで終わってしまう人もいるんだそう。
でもお坊さんになれるのは男子だけなんです。日本だったら尼僧と言って女性でも出家することができるのとは異なります。じゃあ女性はどうするのか?それは修行者として寺で奉仕をするんです。お寺の中をよく見ると女性で頭を丸めた人を見かけることがありますが、彼女たちが修行者です。彼女たちは寺院の仕事をしたりして徳を積むんですね。
お参りに来る人
外から寺院に通う人たちもいます。ごはんを持参するっていうのが一般的なのかな?ぼくの友人はごはんを持って来ました。これも徳を積むという行為なんでしょう。
でもさすがに毎日っていうわけではないようです。重要な行事の時にだけ寺院に行くっていう人が大半なんじゃないかな。ぼくが行ったのもクメール正月(4月)前でした。普段は行かないそうですよ。
もちろんお祈りもします。それにしても派手な祭壇ですね。
お寺にはお手伝いをする人もいて、持って来たごはんを仕分けしてました。
ちなみにここに集まったこはんは修行者たちが取りまとめてお坊さんの朝食として提供されるだそうです。ちなみにお坊さんも托鉢でごはんを持ち帰ってくることがあります。最近ではお金が多いんだそうですが。
托鉢の様子についてはこちらをご覧ください。
クメール正月や水祭りは大忙しの寺院
多くの人が寺院にやってくるのが4月にあるクメール正月と10月のお盆。この時期には全国の寺院には多くの人が押し寄せます。ぼくは一度カンボジアの地方都市・バッタンバンにある寺院に行ったんですが、すごい人でもう大変でしたね。
寺院に着くと入口にはたくさんの入れ物が並べられています。このなかに各自持ってきたごはんを入れるんです。見ているとすべての容器に均等に入れていくのが正しいやり方みたいですね。ぼくもごはんを入れさせてもらいました。
次はホールに進みましょう。中には大勢の人たちがいて、真ん中にお坊さんが座っています。そこでお経のようなものを唱えて、お話しをししていたような。ぼくには何を言っているのかさっぱり分かりませんでしたけど、参拝者は真剣に聞いてます。参拝者はお坊さんのお経、話を聞き、線香をあげるといった流れ。
寺院はオープンな場
カンボジアの寺院は結構オープンな場所です。一般市民が普通に入って参拝したりできるようになってます。
寺院内には色々な建物が建ってます。ホールのような建物の他にも学校、お坊さんの家など。
カンボジアの生活には切っては話せない寺院。一度行って肌で感じてみたらいかがでしょうか。
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