ぼくはとにかく生八ツ橋が大好き。
京都に行くとお土産屋に吸い込まれるように入って行くんですが、普段の生活でも生八ツ橋に対してはアンテナを張りまくっています。
関西のスーパー(パンコーナーあたり)をよく見てみると生八ツ橋が売られているんですよ。
そして時々こんな素敵な商品も並んでいたり。
きなこちぎり餅(井筒八ツ橋本舗)
これは気になりますね!
生八ツ橋の皮好きとしては、皮を通り越して餅になってしまった生八ツ橋は必食でしょう。
さらに期待させるのが製造メーカー。江戸時代に創業した老舗の井筒八ツ橋本舗ですよ。
井筒八ツ橋本舗の作る生八ツ橋(ニッキ)は別格のおいしさなんです。
詳しくはこちらの記事で書いています。
井筒八ツ橋本舗の「きなこちぎり餅」はおいしいのか?
実際に食べてみましたよ。
きなこちぎり餅は家庭用としてはおいしかった
実際にきなこちぎり餅を食べてみました。
たしかにおいしかったです。
でも、正直に言ってお土産として売られている生八ツ橋の方がおいしいと感じましたね。
たしかに、もちもちした食感や食べ応えは十分。満足できるクオリティーではあったんですが…
何が足りないのか?
それはニッキの香りです。
家庭用で食べる和菓子としては十分ですが、お土産にするならあと一歩パンチがほしいといった感じですかね。
そんな偉そうなことを言ってますが、おいしいので立て続けに5個も食べてしまいました…
止まらないおいしさであることだけは間違いありません。
ニッキの香りが若干足りずパンチが弱い
きなこちぎり餅を一口食べた時に感じた物足りなさはニッキです。
井筒八ツ橋本舗はニッキが抜群においしいと知っているので、きなこちぎり餅にも過度に期待していたことは否定できません。
レイ
強いニッキの刺激がくるぞ!!
ニッキ中毒のぼくは食べる前からそんな心の準備をしていたんです。
ところが予想以上にニッキの刺激が弱かったのでおいしさが減ってしまったんでしょう。
おいしさっていうのは脳での情報処理によって感じられるものなので、事前情報と違う味だとがっかりしておいしく感じられないものなんです。
とにかく、想像していたよりニッキが弱かったのが残念でしたね。
ニッキがそこまで好きでないならおいしく食べられるとは思いますが、ニッキ中毒者にとっては物足りなさを感じます。
きな粉によってニッキが弱められている
餅自体は普通の生八ツ橋と同じくらいニッキの味がするのかも知れません。
そうだとすると、きなこでニッキが弱められてしまったのかも。
きなこちぎり餅は、その名前のとおりきなこがたっぷりとふりかけられています。
この大量のきなこがニッキの弱さの原因なんでしょうかね?
じゃあ、きなこを取って食べたらおいしいのか?
そんなことも考えましたが、そんなことをしたら「きなこちぎり餅」ではなくなってしまいます。
もちもち食感の大きな餅は食べ応え十分
ニッキの味はそこそこですが、食感は抜群です!
なんといってもあの生八ツ橋をかためて餅にしたようなものですから、生八ツ橋の皮が好きなら絶対に好きになりますよ。
見てくださいよ。この大きな塊を!
きなこまみれの柔らかなお餅をつまんで食べる。
口に入れた瞬間の生八ツ橋のあの風味。
そしてもっちりと食べ応えのある大きな塊。
この食べ応えは生八ツ橋では味わえません。
うまい!
豪快にまぶされたきな粉。食べる時には細心の注意を払え!
きなこちぎり餅は食べる時には細心の注意を払ってください。
とにかく袋の中はきなこまみれになっているので、袋を開けて餅を取り出す時に大量のきなこがあふれ出してきますから。
きなこちぎり餅は豪快にきなこがぶっかけられています。
袋の裏側にもきなこが飛び散りまくってますよ。
完全にきなこの流出を抑えることは不可能なので、下に敷物を敷くなどして汚れないようにするのをおすすめします。
まとめ
井筒八ツ橋本舗のきなこちぎり餅を実際に食べてみました。
きなこちぎり餅は生八ツ橋が好きなら絶対にハマる味。
とにかくもちもちの大きな餅を食べるという感覚がたまりません。
ニッキの味に関しては、期待していたほどではありませんでしたが十分においしかったです。
この値段(300円)でこのクオリティーなら全然OKですね。
「きなこちぎり餅」と「生八ツ橋」はこの基準で食べ分けるといいですよ。
- ニッキの味を求めるなら「生八ツ橋」
- 食感を求めるなら「きなこちぎり餅」
このパッケージじゃお土産には向きませんが、ちゃんとお土産用になってるものもあるんですよ。
滋賀県に「鮎家の郷」という場所があって、そこで販売されている「ひなた餅」が同じような商品です。
最後に生八ツ橋の皮を詳しく紹介しているページを紹介しておきますね。
いろんなお店の生八ツ橋の皮を食べ比べするのはとっても楽しいですよ。