カンボジアは熱帯の国なので、年中たくさんのおいしいフルーツが食べられます。
なかでもマンゴーはカンボジア人も大好き!今回はそんなマンゴーの知られざる食べ方について紹介したいと思います。
未熟なグリーンマンゴーは酸っぱくポリポリ食感
マンゴーといえば黄色や赤色のとっても甘いフルーツっていうイメージじゃないですか?
熟した甘いマンゴー
甘いマンゴーもおいしいけど、まだ熟してないグリーンマンゴーだって負けないくらい美味しいんですよ。
左の緑のマンゴーが「グリーンマンゴー」。右が「熟したマンゴー」。
カンボジアでは甘い熟したマンゴーより、未熟なグリーンマンゴーが好きな人が多い印象があります。
熟してないグリーンマンゴーってどんな味?
グリーンマンゴーは酸味が強くて固いマンゴーです。
そりゃそうですよね、熟してないんだから。
でも、ただ酸っぱいだけじゃないんですよ。酸味の中にも微かな甘味を感じます。
とはいえ、正直に言うと初めて食べた時には全然美味しいと思いませんでした。
レイ
なんやこれ。固くて酸っぱいだけやん!
これが第一印象。
でも、何度も食べていくうちにだんだんと美味しく感じられるようになったのだから不思議。
今では、甘酸っぱい味とポリポリした食感の虜になってしまいました!
未熟なグリーンマンゴーの食べ方
まず、マンゴーの皮をナイフを使って剥いていきます。
カンボジア人のナイフの使い方は日本と違うのです。日本だったら皮を剥く時にナイフを自分の方に向けて使いますよね?
でも、カンボジアでは逆なんです。ナイフは外に向けて使います。
ちょっと分かりにくいので写真で説明します。写真の下の方が手前で、写真の上の方が奥です。
こんな感じでナイフを自分から遠ざけるように動かして皮を剥いて行きます。これがカンボジア流。
皮を全部剥いたら、真ん中に入ってる種を避けるようにナイフを入れてカットします。
マンゴーは真ん中に大きな種があるんです。種はこんな感じで入ってます。
この種を避けてカットするんですが、イメージとしてはこんな感じですね。慣れた人は、種の場所や大きさが分かるみたいで種ギリギリを攻めるんですよ。
カットした大きなマンゴーの塊は、ナイフでさらに小さくカットしていきます。
もちろんこれで終わりじゃありません。種のまわりについてる実だって残さずにしっかりと食べますよ。
こんな感じで、種のまわりの実を削るようにナイフを入れていきます。全部実を削ったら完了。
これでできあがり!
グリーンマンゴーの食べ方は人それぞれ。ぼくはそのまま食べますね。
でも、ほとんどのカンボジア人は塩と唐辛子を混ぜたもの(អំបិលម្ទេស:オンバルマテ)をつけて食べてます。
これが塩と唐辛子を混ぜたやつです。
カンボジア人に“美味しいよ”って言われるけど、苦手なのでいつもそのまま食べてます。
絶対にそのままの方が美味しいんだけどなぁ〜
グリーンマンゴーが買える場所
カンボジアではマンゴーはとっても身近な果物です。
家に行けばマンゴーが敷地内に植えられていたり、街路樹がマンゴーだったりするんです。
街路樹として植えられたマンゴーの木
こんな感じで、本当に身近な植物だから手に入れるのだってすごく簡単。
マンゴーはこんな場所で手に入れられます。
- 大きなスーパーマーケット
- 地元に根付いたローカルマーケット
- マンゴー移動販売
- フルーツ屋台
【1】 大きなスーパーマーケット
スーパーマーケットではほぼ確実にマンゴーが店頭に並んでます。
イオンやラッキーなど外国人もターゲットにした大きなスーパーマーケットだと、英語でも表記されているので間違えて買う心配もないので安心。
次に紹介するローカルマーケットより少し値段が高いですかね。
【2】 地元に根付いたローカルマーケット
ほんの少しだけど 安く買おうと思ったら地元のローカルマーケットに行ってみるのもいいかもしれないですね。
セントラルマーケットなど観光客が多い場所以外では英語があまり通じません。クメール語が少しでも話せた方が楽に買い物ができますよ。
そして、ローカルマーケットの場合には値札がほぼついていません。値段は言葉での交渉になります。
これはお店の人にもよりますが、カンボジア人が買う値段よりも、外国人が高く買わさせられる可能性もあるので要注意。
地元の店で買い物をする時には、指さし会話帳がめちゃくちゃ便利なのでおすすめです。
ぼくはカンボジアに来た時にはめちゃくちゃお世話になりました。カンボジア語が書かれているので、ほしい物を見せるだけで相手に伝わります!
【3】 マンゴー移動販売
街中を歩いていると、自転車とかバイクでマンゴーを売っているおじさんに会うことがあります。
こういう人から買うのもいいですね。
この場合もローカルマーケットで買う時と同じように、言葉の問題や高いお金で買わさせられることもあるっていうのは覚えておいたほうがいいです。
マンゴー移動販売でも指さし会話帳は大活躍!
【4】 フルーツ屋台
自分でマンゴーの皮をむいたり、カットしたりするのが面倒ならフルーツ屋台へ行きましょう。
フルーツ屋台では、すでにマンゴーは食べやすい大きさにカットされているので自分で切らなくていいです。
さらに氷で冷たく冷やされてるので、すぐにおいしいマンゴーが食べられます。
これが一番楽ですね。実際にぼくは何回もフルーツ屋台でマンゴーを食べてます。
ただし衛生面で少し問題があることもあるので、お腹の調子が悪いときには控えるとか十分注意してくださいね。
【5】日本でグリーンマンゴーが買える場所
ここまではカンボジアでマンゴーがかえる場所を紹介しましたが、日本でもグリーンマンゴーが買えるんです!
東京の新大久保近くにあるアジアスーパーストアーでは東南アジアの食材が豊富に揃うんですが、グリーンマンゴーも買えちゃいます。
日本ではなかなか手に入らない、生の胡椒なども買えるのでおすすめ!
値段は結構お高めですが、日本ではなかなか味わえないのでぜひどうぞ。
まとめ
カンボジアでもっともポピュラーな果物・マンゴー。
日本では知られていない、未熟なグリーンマンゴーの食べ方について紹介しました。
固くて酸っぱいだけで全然美味しくないって思っても、何度も食べているうちに病みつきになってしまうグリーンマンゴーの魅力。
甘いマンゴ-も美味しいけど、甘酸っぱいグリーンマンゴーもカンボジアに来たら是非とも食べてみてくださいね。