料理を作る時に時短で光熱費も節約できる圧力鍋。
圧力鍋を使えばなんと乾燥したかっちかちの豆でもそのまま料理できるんです。
一般的には豆は6〜8時間くらい水に漬けてもどしてから煮ます。
でも、金時豆が突然食べたくなった!
そんな時でも圧力鍋があれば大丈夫。6時間も待たずに柔らかな金時豆が作れるんです。
甘く煮るとおいしい金時豆を水戻しなしで煮る方法をご紹介します。
味つけは砂糖と塩だけのいたってシンプルな素朴な味です。
圧力鍋の使い方は「圧力鍋(パール金属)の使い方を写真付きで徹底解説。正しく使えば怖くないよ! 」で詳しく解説しています。
水で戻さない金時豆の材料
金時豆の甘煮の材料はこちらです。
- 金時豆:100g
- 砂糖:40g
- 塩:1g
- 水:10cc
水で戻さない金時豆の作り方
それでは水で戻さない金時豆の甘煮を作っていきましょう。
まずは金時豆を100g計ります。
汚れがついていたら嫌なので軽く水で洗います。
そして圧力鍋に金時豆を入れて分量外の水(軽く豆が浸かる程度でOK)を入れ、ふたをせずに火にかけます。
最初は軽く水が沸騰する程度火にかけて、すぐにゆで汁を捨てます。
これは豆から出るアクを抜くためです。
こんな感じで水が沸騰して水が濁ってきたら火を止めます。
ざるに金時豆をあげます。ゆで汁は捨ててしまいます。
次から本格的に煮込んでいきますよ。
圧力鍋に金時豆と水をたっぷり(分量外)入れます。
そして落としぶたをしましょう。
落としぶたをした方が豆の皮が破れにくくなるようです。
落としぶたありとなしを実際にやって比較したのですが、落としぶたをした方がきれいに煮えました。
今回は圧力鍋で蒸し物をする時に使う「蒸し皿」を落としぶた代わりに使いましたよ。
この落としぶたはなかなか便利!
圧力鍋のバルブを「高圧(100kPa)」にセット。
最初は強火で加熱して、バルブから蒸気が出てきたら弱火に。
操作方法は圧力鍋によって違うので確認してくださいね。
今回は「パール金属 圧力鍋 5.5L IH対応 3層底 切り替え式 レシピ付 クイックエコ H-5042」を使っています。
50分加圧後、鍋の圧力が下がったら鍋のふたを開けます。やわらかく煮えていますね。
ここで豆を2、3粒食べてみて固さをチェック。
しっかりと柔らかくなっていることを確認します。
固ければ再度火にかけて柔らかくなるまで煮てください。
味つけしたらこれ以上柔らかくならないので、この時点でしっかりと柔らかくしておいてくださいね。
問題なければザルに一旦あげます。
鍋を軽く洗って、豆を再度鍋の中へ。そして少しずつ砂糖と塩を加えて煮詰めていきます。
一気に砂糖を加えると豆の中から水分が一気に引き抜かれてしわになってしまいます。
弱火でゆっくりと煮詰めます。砂糖も少しずつ加えてくださいね。
ほどよく照りがついたら完成です!
完成した金時豆の甘煮。水で戻さなくてもふっくらと炊き上がりました。
まとめ
水でもどすことなく柔らかな金時豆を煮る方法をご紹介しました。
こんなことを言っちゃあなんなんですが、この方法はできるだけ早く金時豆を食べる最後の手段だと痛感しました。
このレシピを作るのに何度も金時豆を炊いたんですが、加圧している50分間キッチンを離れられないのは正直辛いです。
それが一晩金時豆を水につけておくだけで、加圧時間は5分ほどと大幅に短縮できます。
金時豆に限ったことではありませんが、豆を炊く時は計画的に作るのがおすすめです。
豆は計画的に!