トンカツ。美味しいですよね〜
どんな風に食べてますか?
ソース、おろしポン酢。いろんな食べ方がありますが今回はトマト風味にしてトンカツを食べてみたいと思います。
トマトと豚肉は相性バツグン。その理由は旨みの相乗効果にあり
先日、はらぺこグリズリーさんのレシピを参考にとっても美味しいトマトソースを作ったので、トマトソースを使った料理が無性に作りたくなりました。
トマトソースを使った料理っていうとこんな料理が思い浮かびますよね。
- トマトソースパスタ
- ピザ
- ラザニア
- 白身魚のムニエル トマトソース添え
どれにしようかな?
そんなことを考えながらスーパーの中を歩いていると素晴らしいものを発見!
トンカツ用の豚ロース3枚で300円。
めっちゃ安い!
と言うことでトンカツにトマトソースをかけることにしました。
もちろんただの思いつきじゃありません。ちゃんといた根拠があります。
まずトマトソース。トマトには旨味成分としてグルタミン酸が豊富に含まれています。
そして豚肉には同じく旨味成分としてイノシン酸が含まれているんです。
旨味成分はそれぞれ単体で味わうより、一緒に食べるとより一層旨味を強く感じます。
これが味の相乗効果。
日本では昆布(グルタミン酸)とかつお節(イノシン酸)も同じ原理で美味しく感じるんですよ。
この理屈で言うとトンカツにトマトソースを合わせるのって理にかなってますよね?
さらに油には病みつき効果もあって人間が本能的に欲するもの。
油を加えることで他のものが美味しく感じるさせる効果があるんです。油で揚げたトンカツは美味しいはずですよね。
これぞ完璧な組み合わせ!
おいしさを科学的に知りたいならこの本がおすすめです。食べものを見る目が変わりますよ。
イタリア風トンカツの作り方
それではイタリア風トンカツを作っていきましょう。
まず、最初に準備しておいてほしいものがあります。それはトマトソース。
作り方はこの「30分でできる美味しいトマトソースの作り方」に書いているので作っておいてくださいね。
作るのが面倒だったら売ってるやつでもいいかな。
材料(1人前)
トンカツとソースの材料
これはトンカツとトマトソースを使ったバジルソースの材料です。
- 豚ロース(トンカツ用):1枚
- 塩、胡椒:適量
- トマトソース:50cc
- バジル:2、3枚
バジルはフレッシュなものがなければ瓶や缶に入った乾燥バジルでもOK。
衣の材料
トンカツに使う衣の材料がこちら。
豚ロースに絡ませる衣とパン粉です。
- 水:50cc
- 小麦粉:30g
- 卵:1/2個
- 塩コショウ:少々
- パン粉:適量
イタリア風トンカツを作る
1.肉の下準備をして衣をつける
まず豚ロース肉を叩きます。
肉は叩くと柔らかくなるのでこの作業は必須ですよ。
つぎに塩こしょうを振って肉に味をつけます。
次に小麦粉の上に豚ロースを落としてまんべんなく小麦粉をつけてください。
これで豚ロースに1層目のコーティングをします。
コーティングをしっかりとすることによって、素材の旨みを中に閉じ込めることができるんです。
次に豚ロースを「だま」という液体の中に入れてパン粉をまぶします。
「だま」の材料は「衣の材料」のところのパン粉以外。
小麦粉、水、卵をボールに入れてよくかき混ぜます。
混ざったら塩コショウで少し味つけ。
こんな感じの「だま」ができました。
「だま」の中に豚ロースを入れてしっかりと液をつけます。これが2層目のコーティングです。
この時に液がちゃんとついてないとパン粉がつかないので注意。
ロース肉についた余分な「だま」を落としてからパン粉の上に。
両面にしっかりとパン粉をつけます。
時々パン粉がはがれることがあるのでご注意を!
2.豚ロースを170℃の油で揚げる
油を火にかけて170℃まで温めます。
パン粉を少し油の中に入れてパチパチと言って浮かび上がってきたらOK。
そんなの分からんよ!って言うなら揚げ物用の温度計を使うと正確に温度を測れるのでおすすめ。
170℃に油の温度が上がったら豚ロースを油の中に投入。
はじめは肉が油の中に沈んでいきます。
しばらくすると浮かび上がってくるのでしばらく待機。
肉が浮かび上がってきたら肉の中まで火が通った証。
揚げる音もパチパチという高い音に変わっているのに気づくはず。
衣がおいしそうなキツネ色になったら引き上げて余分な油を切っておきます。
しっかりと油を切らないとベタベタとした油っこい食感になってマズいです。
油が切れたら一口サイズにカットしてお皿に盛ります。
3.トマトソースを作る
トマトソースも準備しましょう。
順番が前後してしまいますが、肉を揚げはじめた頃にソースの準備をはじめると肉とソースが同時に完成するので時間のロスがありません。
やることは簡単。
フライパンにトマトソースを入れて火にかけます。
そしてバジルの葉をちぎって投入。
フレッシュバジルがなければ、乾燥バジルでもOK。
ひと煮立ちしたら味見をします。
味が薄ければ塩こしょうを少し入れて好みの味に調整してくださいね。
これでトマトソースが完全です。
4.盛りつけて完成
最後にお皿に盛ったトンカツにトマトソースをかけてできあがり。
パセリを添えると彩りもよくなりますね。
まとめ
豚とトマトのおいしさを味わえる、イタリア風トンカツを紹介しました。
トンカツはソースで食べるのが一般的ですが、トマトソースで爽やかにして食べるのもまたおいしいです。
バジルの香りも食欲をそそりますよ。
もっと豪華にとろけるチーズをのせてもおいしいです。
色々アレンジしてみてくださいね。