今回はまっすぐなエビフライの作り方を紹介しますよ。
揚げたてのエビフライ。
食べた瞬間、口いっぱいに拡がるエビの香りと汁。
至福の時ですよね。
なにも考えずにただ揚げると丸まってしまうことがよくあります。
お店で食べるエビフライはまっすぐなのに、自分で作ると丸まってしまう。
曲がらずまっすぐに揚げるコツも紹介していきますよ。
エビフライをまっすぐに揚げるコツは「腹に切れ込みをいれてしっかりと伸ばす」こと
エビフライを揚げると丸くなってしまう。
その原因はしっかりとエビを伸ばしていないからです。
もともとエビはこんな感じで背の部分が丸まっています。
![エビ エビ](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_01.jpg)
もともと丸まっているエビなんですから、熱を加えると縮んでますます丸まってしまうんです。
だから、エビフライをまっすぐに揚げたいならしっかりと伸ばさないといけません。
具体的なやり方は後で紹介しますが、こんな感じに思いきり伸ばすのがコツですよ。
![まっすぐに伸ばしたエビ まっすぐに伸ばしたエビ](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_02.jpg)
それではエビフライの作り方を詳しく紹介していきますね。
まっすぐに揚がるエビフライの作り方
まっすぐなエビフライの作り方を紹介する前に、まずは材料から。
エビフライの材料
エビフライの材料はこちらです。
- エビ(特大がおすすめ):4尾
- 小麦粉:適量
- パン粉:適量
- 卵:1/2個分
- 塩コショウ:少々
適量が多くてすみません…
エビフライに最適なエビはこちらです。
- 足赤エビ
- シータイガー
足赤エビは名前の通り、足の部分が赤いエビで紅白の縞模様が特徴なんです。
エビフライの他にも天ぷらにしてもおいしいエビですよ。
熊本の芦北にあるエビ料理のお店で足赤エビの天丼を食べたんですが最高でした。
シータイガーが冷凍で海外からやってくるものが多いですね。
いろんなサイズのエビがあって、大きいエビは食べ応え十分!
これもエビフライにすると最高です。
どちらもちょっと高価ですが抜群においしいエビフライが作れますよ。
まっすぐに揚がるエビフライを作る手順
それではエビフライを作っていきましょう。
1.エビの下ごしらえ
おいしいエビフライを作るためには下ごしらえが大事。
これをしっかりとやらないと曲がったエビフライになってしまいますよ。
まずはエビを用意します。
今回用意したのはスーパーで簡単に手に入るブラックタイガー。
![エビ エビ](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_01.jpg)
できるだけ大きなサイズのものがおすすめです。
食べた時の食感が違いますから。
殻を剥いていきましょう。足も取ります。
エビの背の部分に注目!背の部分に裂け目があるのが分かりますか?
![殻にある裂け目 殻にある裂け目](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_03.jpg)
この部分に指を突っ込むとあっという間に殻が剥けます。
![指を入れると簡単に殻が剥ける 指を入れると簡単に殻が剥ける](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_04.jpg)
そのまま尻尾を除いて全部殻を剥きますよ。
![殻を剥いたエビ 殻を剥いたエビ](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_05.jpg)
エビの先をよく見るとこんな感じで尖ってます。
![エビの尻尾の先は尖っている エビの尻尾の先は尖っている](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_06.jpg)
切り落としましょう。この部分を切り落とすのには理由があります。
それはこの部分は先が袋状になっていて揚げると中にたまっている水分が蒸発して油がはねてしまうことがあるんです。それを予防する意味でも切り落としておきましょう。
![尻尾の先を切り落とす 尻尾の先を切り落とす](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_07.jpg)
エビの背中の部分には背わたがあります。そのままだと食べた時にジャリジャリと食感が悪くなるので取り除きます。
背中の部分に軽く包丁で切れ目をいれて、中から黒い背わたを取り出します。黒いのがない時もあるので、その時はなにもしなくてOK。
![背わたを取り除く 背わたを取り除く](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_08.jpg)
次がエビフライをまっすぐに揚げるために大事なポイント!
エビのお腹の部分に3〜4ヶ所ほど切れ目を入れます。
![エビの腹に包丁で数カ所切れ目を入れる エビの腹に包丁で数カ所切れ目を入れる](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_09.jpg)
エビがちぎれない程度に力を入れてエビを握りつぶす。プチッという音が鳴るまで慎重に力を加えていってくださいね。
![エビがまっすぐになるように握りつぶす エビがまっすぐになるように握りつぶす](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_10.jpg)
まっすぐになればOK。
![まっすぐに伸ばしたエビ まっすぐに伸ばしたエビ](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_02.jpg)
2.エビフライに衣をつける
それではエビフライに衣をつけていきましょう。
3つお皿を用意します。そのうち1つはボールなどの深めの皿にしてください。
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41nNpL-USCL.jpg)
3つのお皿にはそれぞれこれを入れます。
- 小麦粉
- だま
- パン粉
小麦粉とパン粉はそのまま入れるだけなので説明は不要ですね。
「だま」はパン粉をエビにつけるために使う衣のこと。
これでしっかりとエビをコーティングすると、揚げた時にエビのエキスが閉じ込められるのでおいしいエビフライになるんです。
まずは「だま」を作っていきましょう。
ボールに小麦粉、卵、水、塩、コショウを入れてよくかき混ぜます。これでおしまい。
![小麦粉、卵、塩、こしょうを混ぜます](http://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2016/02/20160203_Shrimp10.jpg)
少しとろっとするように水の量を調整してくださいね。
![とろっとするくらいが丁度いい](http://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2016/02/20160203_Shrimp11.jpg)
これで準備が整いました。
![衣をつける準備 衣をつける準備](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_11.jpg)
まずエビに下味をつけます。塩とコショウを少々。
![エビに塩とコショウを振る エビに塩とコショウを振る](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_12.jpg)
小麦粉をエビ全体にまぶします。
![エビに小麦粉をまぶす エビに小麦粉をまぶす](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_13.jpg)
エビをだまの中に入れてしっかりとコーティング。ここでしっかりとコーティングいていないとパン粉がはがれてしまうので注意!
![だまにエビを入れてしっかりとコーティングする だまにエビを入れてしっかりとコーティングする](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_14.jpg)
しっかりとエビにパン粉をつけます。
![エビにパン粉をつける エビにパン粉をつける](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_15.jpg)
右手と左手を分担させよ!
だまに入れたエビを扱う手とパン粉をつける手は必ず分担させます。たとえばこんな感じです。
左手:だまに入れたエビをしっかりとコーティングして、パン粉の上に落とす
右手:エビにパン粉をつける
なぜこうするかというと、ベトベトのだまがついた手でパン粉を触ったらパン粉がすぐにべたべたになってしまって使い物にならなくなってしまうから。
だまをできるだけパン粉の上に落とさないようにすることが重要ですよ。
これでエビフライの準備がすべて整いました!
![準備が整ったエビフライ 準備が整ったエビフライ](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_16.jpg)
3.エビフライを揚げる
揚げ物用の鍋に油を入れて、180℃まで加熱します。
パン粉を油の中に落としたときにぱちぱちといって浮き上がってくるくらいが目安。
揚げ油はサラダ油でもいいんですが、ぼくはこめ油を使っています。
こめ油にはビタミンEがたくさん含まれているので酸化しにくいんです。
何度も揚げ物に使えるので便利ですよ。
こめ油の素晴らしさは「こめ油を激しくオススメします!揚げ油が酸化しないよ 」で紹介しています。
温度をしっかりと測りたいなら、揚げ物用の温度計が便利です。
180℃まで油が温まったらエビを油に投入。エビが油の底に沈んでいきます。
![油に投入直後のエビ 油に投入直後のエビ](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_17.jpg)
油に投入したばかりのエビからはボコボコという鈍い音。
時間が経ってエビに火が通ってきたら音が変わってきます。
パチパチという高い音に変化するんです。
そしてエビが油に浮かび上がってきます。これが出来上がりのサイン。
![火が通るとエビが浮かび上がってくる 火が通るとエビが浮かび上がってくる](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_18.jpg)
曲がることなくまっすぐに揚がりましたね!
![まっすぐに揚がったエビフライ まっすぐに揚がったエビフライ](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_19.jpg)
サラダやタルタルソースと一緒に盛りつけて完成。
![エビフライを盛りつける エビフライを盛りつける](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/fried-shrimp_20.jpg)
エビフライを最高においしくするエビ
最初の方でも紹介しましたが、エビフライを作る時にはおいしいエビを使うといいですよ。
- 足赤エビ
- シータイガー
どちらも本当においしいエビです。
なかなかスーパーでは見かけないエビですが、魚屋さんには置いてあることもあるので聞いてみてください。
大きくてぷりっぷりのエビを使ったエビフライを食べると、他のエビフライが食べられなくなるほど。
そしてとっておきのエビを紹介しますね。
あり得ないほど大きなエビでエビフライにすると最高です。
この頭付のエビをそのままエビフライにしたら、もう圧倒的な存在感で食卓が一気に華やかになります。
はっきり言って値段は高いけど、ここぞの時に巨大エビフライをおもてなしですよ。
\ありえない大きさ!/
手作りタルタルソースで食べるエビフライは最高
おいしいエビフライは熱々の状態で食べるのはもちろんですが、ソースも大事。
ぜひタルタルソースで食べてください。
爽やかな香りが口いっぱいに広がって本当においしいから。
タルタルソースはとってもカンタンに作れるのでぜひ挑戦してみてくださいね。
タルタルソースのレシピはこちら。
エビフライのまとめ
まっすぐにエビフライを揚げるために必要なことはたった一つ。
腹に切れ込みをいれてしっかりと伸ばす
これをするだけで、ピンとまっすぐに伸びたエビフライが作れるんです。
それに加えておいしいエビフライを食べるならエビやソースにもこだわりたいですね。
エビフライに使うエビは足赤エビ、シータイガーが最高!
そしてソースは手作りタルタルソース。
ぜひおいしいエビフライを作ってくださいね。