カンボジアの婚姻手続きは無事に終わりましたが、次に待っているのは日本側の手続きです。
カンボジアほど時間もお金もかからないとは思いますが、過去に苦い経験があるので慎重になってしまいます。
書類を日本語への翻訳しなければならない
日本での婚姻手続きを進めるために、カンボジアで2つの書類を準備しなければなりません。
- 婚姻証明書
- 出生証明書
これらの書類はもちろんカンボジア語で書かれているので、そのまま日本の役所に持って行ってもダメです。
日本の役所に提出する時には、この原本に日本語に翻訳したものを添付する必要があります。
いちおう役所に確認したところ、プロじゃなくても誰が翻訳したものでもいいらしいんですが、さすがにそれは……ってことでプロの翻訳会社に頼むことにしました。
プノンペンにある翻訳専門会社で翻訳を依頼
カンボジア語を英語に翻訳してくれるところは結構あるみたいですが、日本語に翻訳となると数は少ないみたいです。
今回教えてもらったのは日本語への翻訳もできるGO TRANSLATEという会社。場所はカナディア銀行から少し東へ行ったところにあります。
今回翻訳を依頼したのは「結婚証明書」「出生証明書」の日本語翻訳です。
費用は1枚あたり35ドル(約5,343円)。かかった日数は2日でした。
できあがったものを確認しましたが、一部を除いて日本人が読んでも違和感のない感じに訳していただけて良かったです。
翻訳する人にとって以下の内容は難しかったかも知れなくて、何回か問い合わせがありました。
- 日本の住所の日本語表記
- 日本人の名前
翻訳を依頼する時に、住所や名前などは日本語標記をあらかじめ渡しておくとスムーズに進むのかなというのが感想です。
翻訳した書類でしっかりと確認すべき点
今回、カンボジア語で書かれた書類を日本語に訳してもらって日本の役所に提出しました。
ここでいくつか問題が発生したので、ここに書き残しておきます。
- 氏名、地名は正しい日本語で記載されていることを確認する
- 日付が間違っていないか確認する
- 翻訳者のサインは会社名だけでなく翻訳者の名前も必要
まず最初に確認するのは氏名や日本の地名が正しい文字で書かれているかどうかです。
今回問題だったのは両親の名前。たとえば父親の名前が「山田 太郎」とします。翻訳された書類の父親の名前は「山田 太郎」と書かれていなければなりませんが、「やまだ たるぅおう」って翻訳されていたという感じです。
カンボジアで発行された原本の読み方が「やまだ たるぅおう」となっていたとしても、翻訳では「山田 太郎」となっていなければ日本の役所でツッコミがはいります。
次は日付の間違いもありました。たとえば「2023 10 11」と書かれていた場合、本当は2023年10月11日なのに2023年11月10日と訳されていたという感じです。
原本ではカンボジアの数字で書かれているので確認は難しいかも知れませんが要注意です。
最後は、翻訳した書類には翻訳者の氏名が必要です。翻訳会社に頼んだとしても翻訳会社だけでなく、実際に翻訳を行った人の氏名がないと指摘されます。
英語に翻訳したものを自分で日本語にする方がいいかもしれない
実際にカンボジアの書類を日本語に翻訳してもらったわけですが、いろいろと日本の役所で不備を指摘されました。
英語への翻訳に比べて費用も倍以上かかったうえに、役所での指摘も多かったので日本語への翻訳は自分でやった方がいいのかなって気がしています。
翻訳会社にはカンボジア語で書かれた原本を英語に翻訳してもらうところで止めておき、英語を日本語へするのは自分でやった方が間違いがないように感じましたね。
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