こんにちは、カンボジアに毎年行くレイです。
よく友だちに「カンボジア料理ってどんなん?」と聞かれます。
たしかにカンボジアのお隣にあるタイやベトナムの料理はイメージしやすいけど、カンボジア料理って言われてもピンときませんよね。
ということで、このページではおすすめのカンボジア料理について紹介していきますね。
カンボジアには10年近く関わっているので、これまでも結構な数のカンボジア料理を食べてきました。
日本人に合うおいしいカンボジア料理をたくさん知ってるつもりです。
カンボジア旅行に行った時、これだけは食べて!っていうものをメインに紹介していきますね。
朝食、昼食、夕食、スイーツの4つに分けて紹介するので、カンボジア旅行では是非とも食べてみてください。
どれも日本人には合う味付けなので美味しく食べられますよ。
朝食におすすめのカンボジア料理
カンボジアの朝ごはんはご飯や麺類がメイン。
おいしいごはんを食べて一日を元気に過ごしましょう!
【1】焼き豚ごはん(バイサイチュルーク)
![焼き豚ごはん(バイサイチュルーク) 焼き豚ごはん(バイサイチュルーク)](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/03/porkrice.jpg)
カンボジアの朝ごはんといえばこれ!
カンボジアで働いていた時には、毎日同じ店で同じ料理ばかり食べてました。
タレにつけて焼いた豚肉を熱々白ごはんの上にのせて食べる「バイサイチュルーク」。
基本は白ごはんと豚肉なんですが、トッピングをその日の気分で自由自在に選べるようになるともうカンボジア通。
トッピングは卵系が多いですね。
上の写真は薄焼き卵をトッピングしたものです。
タレは甘辛い醤油ベースのタレなんですが、タレの味も店によってさまざま。
豚肉の焼き方や、トッピングの種類などでそれぞれの店のこだわりがあるんです。
自分好みの店を探すのも楽しみのひとつですよ。
【2】米麺のスープ(クイティウ)
![クイティウ クイティウ](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2013/07/RiceNoodle-546x728.jpg)
バイサイチュルークと並ぶ、カンボジア定番の朝食です。
あっさりしたスープに米の細麺が入ってます。
レモンのような柑橘類(クロイチュマー)を搾って食べると爽やかで美味しいんですよ。
ぼくは牛肉の入ったクイティウが一番好き。
ただ牛肉のクイティウは肉が生っぽいことがあるので、お腹の弱い人は豚肉にした方が良いかもしれません。
ちなみにぼくは生っぽい肉でお腹を壊したことはなし!
牛肉以外には豚肉や海鮮のクイティウもあります。
豚肉のクイティウはなかなかクセが強くて、豚の腸など内蔵や血を固めたものなどもたくさん入っていてます。
ぼくは豚肉だけ食べて内臓や血の部分は絶対食べません。
犬と猫が放し飼いになってる店だとぼくの代わりに食べてもらいます。
ちなみにクイティウは朝食以外にも夜食としても最高ですよ。
スープが本当にあっさりしているのでお酒の後にもピッタリ。
日本の「〆のラーメン」のように、カンボジアでお酒を飲んだ時には「〆のクイティウ」を食べてました。
ベロベロに酔っ払っててもクイティウだけは食べられます。
もちろん二日酔いの朝にもぴったり。なぜか無性にクイティウが食べたくなるんですよね。
プノンペンでおいしいクイティウを食べるならこちら
連日満員!プノンペンのおいしいクイティウ専門店に行ってきた。濃厚スープが絶品!
【3】お粥(ボボー)
![魚の粥 魚の粥](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2019/07/porridge.jpg)
カンボジアでは朝ごはんにお粥を食べる人も多いです。
日本のような白粥もありますが、鶏肉や魚などが入ったお粥がおすすめ。
しっかりと味がついているのでおいしいですよ。
実をいうとぼくがボボーを初めて食べたのはつい最近。
なんか見た目が好きじゃなくて食べてなかったんですが、食べてみるとおいしいこと!
見た目で食べないのはもったいないと後悔しましたね。
ちなみにカンボジアで蜘蛛も食べたんですが、見た目は最悪で味も同じようなものでした。
ゲテモノは個人的にはおすすめしません。
写真の粥は魚の粥です。
たっぷり入って1ドル程度なのですごくお得!
昼食
お昼ごはんはおかずと白ごはん、またはスープと白ごはんの組み合わせが一般的。
あとは定番のチャーハン、焼きそばもよく食べますよ。
いろんなおいしい料理がカンボジアにはあります。
【1】ゴーヤの肉詰め(スガオマレァ)
![ゴーヤの肉詰め ゴーヤの肉詰め](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2019/07/bittermelon.jpg)
ぼくの大好物!!
ゴーヤの中をくり抜いて、豚肉と春雨、野菜などを混ぜた具材を中に詰めて煮込んでます。
スープと一緒に白ごはんの上にのせて食べてください。
あまりにも好きすぎるのでお店の人に「今日はゴーヤの肉詰めないの?」って確認してから店に入るほど。
デング熱で入院した時、大家さんが食べたいものない?って聞いてくれたので迷わずリクエストしたのもこの料理です。
デング熱は食欲を完全に奪い去るので、大好物のゴーヤの肉詰めですら喉を通りませんでした。
完食できなかったのはこの時だけ。今でも悔やまれる苦い思い出です。ゴーヤだけに。
この料理は結構あたりはずれもあるのでご注意を。
ゴーヤの処理の仕方によってめちゃくちゃ苦い時もあるので、苦いものが苦手な人は注意してくださいね。
ぼくはこの苦さがクセになります。
たまに風邪薬より苦い、とんでもないものに当たることもあります。
カンボジアで完全にハマったので日本でも作ってますよ。
【2】豚肉の生姜炒め(チャークニャイサイチュルーク)
![豚肉のしょうが焼き(チャークニャイサイチュルーク) 豚肉のしょうが焼き(チャークニャイサイチュルーク)](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2014/11/20141129_FriedGinger.jpg)
生姜好きのぼくが大好きな料理。
暑いカンボジアでは生姜を食べると元気になります。
カンボジアの生姜炒めは日本のものとはまったく別物。
日本の生姜炒めは、豚肉を生姜タレに漬け込んで焼きますよね?
カンボジアでは大量の生姜をそのまま豪快に炒めます。
生姜が主役の料理なんです。生姜好きにはたまらない一品ですよ。
ぼくはいつも豚肉の生姜炒めを食べてますが、鶏肉の方がカンボジアでは一般的。
鶏肉の生姜焼きも味は美味しいんですが、骨がめちゃくちゃ入っていて食べづらい!
ニワトリが放し飼いの店じゃないと鶏肉の生姜焼きは注文したくありません。
豚肉は骨が入ってなくて食べやすいですよ。たまに豚の毛は入ってるけど。
【3】焼きうどん(ローチャー)
![焼きうどん「ローチャー」 焼きうどん「ローチャー」](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2017/08/Lo-Cha1.jpg)
お店で食べる料理というより、屋台料理のイメージが強いかな。
カンボジアの焼きうどんです。
米から作られた短く太めの麺(ロー)を肉や野菜と一緒に炒めてます。
日本語で焼うどんと訳されることが多いけど、麺があまりにも短いので麺をすすって食べられません。
スプーンですくって食べる焼うどん。この訳はどうかと思いますがねぇ。
食べる時には特製タレやチリソースをつけてどうぞ。
目玉焼きもトッピングでできますよ。
ぼくがおすすめしたいのは黄色い液体。
これをたっぷりかけて食べると信じられないほどおいしくなるんです。
一体なにが入っているのか完全に謎なんですがおいしすぎます。
日本でも売ってほしい。
![ローチャーにかけるとおいしいタレ ローチャーにかけるとおいしいタレ](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2017/08/Lo-Cha2.jpg)
ローチャーの魅力は動画でも紹介しています。
【4】チャーハン(バイチャー)
![牛肉チャーハン 牛肉チャーハン](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2017/08/friedrice.jpg)
定番中の定番のチャーハン。
肉と野菜が入っていて、メインの食材は色々選べます。
- 牛肉
- 豚肉
- エビ(海鮮)
この3種類が多いですね。
そのまま食べてもおいしいけど、少し醤油をかけながら食べるのもまたいいもんです。
【5】焼きそば(ミーチャー)
![焼きそば 焼きそば](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2017/08/friednoodle.jpg)
焼きそばもお昼の定番。
カンボジアの焼きそばはインスタントの麺を使うことが多いので、ぼくはあまり食べません。
でも、中にはちゃんとした蒸し麺を使って焼きそばを作ってくれる店もありますよ。
店頭に蒸し麺があれば、それで作ってもらえます。
2種類ある時には麺が選べるので、お店の人に伝えてみてください。
ちなみにインスタント麺の方は「ミータイ」というらしいです。
「タイ」は隣の国の「タイ」です。
タイ製の麺っていう意味なのかな?
チャーハンの時と同じで、メイン食材を選んでくださいね。
- 牛肉
- 豚肉
- 卵
この3つが多いかな。
夕食
夕食はガッツリと!
お鍋や焼肉などおいしい料理がいっぱいです。
【1】鍋(スープチュナンダイ)
![カンボジアの鍋料理 カンボジアの鍋料理](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2019/07/soup.jpg)
日本の寄せ鍋に近い料理がカンボジアにもありますよ。
牛でとったスープの中に肉や野菜、麺など好きな具材を入れて食べます。
たっぷりの野菜を食べられるのでとってもヘルシー。
大好きなカンボジア料理の一つです。
テープルの上にはたくさんの種類の野菜やキノコ、芋、肉類などが並びます。
その中から好きなものを鍋に入れて食べるんですが、鍋に入れなかったらその分は支払わなくてもいいというシステムです。
脳みそが並ぶことも
たまにいろんな皿の中に牛の脳みそが混ざっていることもあります。脳みそを食べたくなかったらお店の人に言って別のものに替えてもらうと良いですよ。
見た目が他の肉と違うのですぐにわかると思います。
最後には〆の麺。これも美味しいんです。
カンボジアの鍋料理・スープチュナンダイはみんなで楽しく食べられます。
【2】バーベキュー(BBQ)
![カンボジアのバーベキュー カンボジアのバーベキュー](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2019/07/bbq.jpg)
ビールのお供はこれで決まりでしょう!
夜になるとバーベキューの店には多くのお客さんがやって来て、肉や海鮮と一緒にビールを楽しみます。
カンボジアの牛肉は結構固いのが特徴。
5分くらい顎の運動をした後、ビールで一気に喉の奥に流し込みます。
ぼくは前歯が折れました。
美味しい店に行くと本当に柔らかくて美味しい牛肉が食べられるので、お店選びはかなり大事です。
胡椒にライムを搾った調味料に焼肉をつけて食べるのがおすすめ。
爽やかでおいしいですよ。
カンボジアの人はプロホックのタレにつけて食べる人も多いですがぼくは絶対ムリ!
プロホックは魚を発酵させた調味料ですごいニオイがします。
これが食べられるとカンボジア人から「すごい」と称賛されると思いますが、ぼくは何を言われようと食べません。
身体が受け付けない…
【3】カンボジア版お好み焼き(バンチャエウ)
![カンボジア版お好み焼き(バンチャエウ) カンボジア版お好み焼き(バンチャエウ)](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2015/07/20150708_KHOkonomiyaki1.jpg)
ウコンを混ぜて薄く焼いた黄色い生地。
その中にたっぷりの挽肉とモヤシを挟んだものがカンボジア版お好み焼き。
関西人のぼくからすると、これのどこがお好み焼きなのかさっぱり理解できないですが「カンボジア版お好み焼き」なんだそう。
いきなりケチをつけてしまいましたが、ぼくはこの料理が本当に好き。
晩ごはんに食べにいくと言われるとテンションマックスで喜びます。
1枚はそれなりに大きいけど、とっても軽い食感なのでいくらでも食べられます。
ぼくは3枚も食べました。
一緒に出てくるサニーレタスにはさんで、甘めの特製タレにつけて食べると幸せな気分になりますよ。
ローチャーで絶賛したあの黄色のタレと同じものかも。
豚肉が多いようですが、魚を使ったものもあるみたい。
【4】生胡椒炒め
![生胡椒炒め 生胡椒炒め](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/05/fresh-pepper.jpg)
カンボジアに来たなら絶対に食べたいものが生胡椒。
はじめて食べた時に受けた衝撃のすごいこと。
日本ではなかなか食べることができないんで絶対食べてください。
ピリッと辛くて刺激的な生胡椒は食べると病みつきになりますよ!
贅沢にも胡椒は房ごと入っているので、いつも胡椒の実が余ってしまうのが残念。
ぼくの気持ちとしては房についてる胡椒の実を全部食べて帰りたいんですが、1粒でもかなり辛いので全部食べると胃炎を起こしてしまいそう。
【5】アモック
![アモック アモック](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/05/amok.jpg)
カンボジアの伝統的な料理「アモック」は、魚や肉をココナツクリームで蒸した料理です。
甘辛いアモックはとってもおいしいくてついつい食べ過ぎちゃうんですよ。
カンボジアのハーブも使ってるのかな?独特の風味があっておいしい!
写真のアモックはプノンペンにある高級カンボジア料理レストラン「クメールスリン」のアモックです。
小さなサイズはこの店の名物なんですよ。
スイーツ
カンボジアはスイーツもおいしいですよ。
夜の屋台でもたくさんスイーツが楽しめます。
【1】タピオカうどん(ロー)
![タピオカでできた麺「ロー」 タピオカでできた麺「ロー」](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2019/07/lo.jpg)
カンボジアのデザートと言えば「ロー」
![](https://moori.musyozoku.com/wp-content/themes/cocoon-child-master/images/balloon/mori.jpg)
レイ
このデザートが本当に好きなんですよね〜
タピオカでできた麺はつるんとした喉ごし。
この麺が甘いココナツミルクの中に入っているんです。
さらにこの上にはかき氷と練乳。
おいしいにきまってます。
ローはかなりメジャーなデザートなので、デザートを売ってる店にいけばたいてい食べられますよ。
イオンのフードコートやローカルマーケットにもあります。
【2】小豆(ソンダイクロホーム)
![小豆(ソンダイクロホーム) 小豆(ソンダイクロホーム)](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2015/09/20150901_Beans.jpg)
ソンダイクロホームとは「赤い豆」という意味。
日本の小豆によく似た豆です。
この豆を煮て、かき氷と練乳、ココナツミルクをかけていただきます。
なんとなく冷やしぜんざいのような気もしますね。
小豆のような味なので、日本人だったらきっと好きになるはず。
赤い豆以外にも緑の豆(ソンダイキーウ)もおすすめです。
【3】かぼちゃプリン(ラパウソンクチャー)
![カボチャプリン(ラパウソンクチャー) カボチャプリン(ラパウソンクチャー)](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2015/02/20150212_Pumpkin.jpg)
カンボジアのデザートといえば「かぼちゃプリン」が有名ですよね。
ぼくはカンボジアに行く前、カンボジア料理を作るぞ!ということでかぼちゃプリン作りに挑戦したんです。
![](https://moori.musyozoku.com/wp-content/themes/cocoon-child-master/images/balloon/mori.jpg)
レイ
失敗しましたけど……
![爆発したかぼちゃプリン 爆発したかぼちゃプリン](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2017/08/pumpkin-pudding.jpg)
本来のかぼちゃプリンは、かぼちゃの中身をくり抜いて中にプリン液を入れて蒸し上げたもの。
おいしいんですが、なかなか街中で売っている店を発見するのは難しいですね。
プノンペンならセントラルマーケットに行けば、かぼちゃプリンを売ってる店があるので食べられますよ。
特別な日にはかぼちゃプリンを丸ごと買って食べると贅沢な気分になりますね。
【4】生ライチ
![ライチ ライチ](https://moori.musyozoku.com/wp-content/uploads/2018/04/lychee1.jpg)
雨期が始まる5〜6月頃にカンボジアに行くならライチを是非とも食べてほしいです。
冷凍のライチとは全く違うジューシーで甘いライチが食べられますよ。
生ライチのおいしさを知ってしまうと冷凍ライチはもう食べられません。
ライチは結構値段が高いので、ローカルマーケットで買う時には値引き交渉しまくります。
最終的に半額になりました。
どれだけ最初にふっかけてるねん!
まとめ
カンボジアのおいしい料理を紹介しました。
ここで紹介した料理以外にもカンボジアにはたくさんの料理があります。
ぜひいろんな料理を試してみてくださいね。
おいしいカンボジア料理を食べる時に役に立つのが「指さし会話帳」。
絵とカンボジア語が書いてある本で、料理を注文する時きっと役に立ちます。
カンボジアに行かなくても、日本でもおいしいカンボジア料理が楽しめます。
東京なら「バイヨン」、福岡なら「シェムリアップ」がおすすめです。