こんにちは、これまで100種類以上の生八ツ橋を食べてきたレイです。
京都銘菓の生八ツ橋の種類が100以上もあると驚かれることが多いんですが、100種類なんてもんじゃありませんよ。
毎年新しい味が登場していて、定番のニッキや抹茶の他、チョコミントなんていう斬新な生八ツ橋も今では普通に見かけるようになりました。
ぼくが小さな子どもの頃はニッキと抹茶くらいしかなかったと思うんですが、今ではほんとうにいろんな味の生八ツ橋が販売されています。
京都に行くと本当にいたるところで生八ツ橋が売られていて、なにを買ったらいいのかさっぱり分かりません。
八ツ橋屋さんが並ぶ京都駅。
とりあえず定番のニッキと抹茶を買っておいたらいいと妥協してしまいがちですが、本当においしい生八ツ橋が食べたかったら妥協すべきではありません。
だからといって全種類食べて選ぶなんて不可能ですよね。
そこは大丈夫!ぼくが代わりにおおかたの生八ツ橋を食べたんで、おすすめの生八ツ橋を紹介しますね。
どれも本当においしい生八ツ橋です!
かぐわしき八ッ橋(本家西尾八ッ橋)
ぼくのイチオシは1689年創業の八ツ橋の老舗・本家西尾八ッ橋の「かぐわしき八ッ橋」です。
とにかく高級な生八ツ橋で、そんじょそこらの生八ツ橋とは違います。
何が特別か挙げてみましょう。
- 10個で1,550円!
- 月に2日間しか販売されない
- 購入できるのは京都市内の6ヶ所のみ
- 最高級の素材を使っている
贈答用としても恥ずかしくない立派な生八ツ橋ですよ!
10個で1,550円の高級生八ツ橋
まず値段がすごい…
目玉が飛び出すくらい高いです。
生八ツ橋って気軽に買えるイメージがありますが、「かぐわしき八ッ橋」は買うのに相当勇気がいります。
ちなみに同じ本家西尾八ッ橋のニッキと抹茶の詰合せ(5個ずつ)は540円。
約3倍のお値段ですよ。
1日と15日のみ販売
特別感を感じるのは値段だけじゃありません。
買いたくてもなかなか買えないのが「かぐわしき八ッ橋」です。
毎月1日と15日にしか売ってません。
購入できるのは6ヶ所だけで売り切れごめん!
毎月2日間しか売っていない上に、売ってる場所も限られているんです。
百貨店などの売り場に行っても買えないんです。
販売しているのは本家西尾八ッ橋のお店の一部(一部は京都駅構内)だけ。
- 本店
- 熊野店
- 祇園店
- 清水坂店
- 八条口店
- アスティ八条口構内
旅行者にとっては京都駅(八条口店、アスティ八条口構内)で買えるのが嬉しいですね。
ただし数量限定なので売り切れてしまうこともあります。
ぼくは一度夕方に行ったんですが、すでに売り切れていて買えませんでした。
最高級の素材だからおいしい
「かぐわしき八ッ橋」は、同じ本家西尾八ッ橋の「ニッキ」「抹茶」と比べてもかなりおいしいです。
繊細で豊かな味わい。
「ニッキ」は京都産のコシヒカリを使った生八ツ橋で、上質なザラメで炊いた小豆を包んでるんですよ。
この説明を読むだけでよだれが出てきますね。
「抹茶」は宇治抹茶を使ってるので素晴らしい香りが楽しめます。
とにかく1日、15日に京都にいるなら絶対に買うべき生八ツ橋ですよ!
「かぐわしき八ッ橋」については「月に2回しか販売されない超高級生八ツ橋「かぐわしき八ッ橋」は八ツ橋マニア必食のクオリティ」で詳しく紹介しています。
生八ッ橋(聖護院八ッ橋総本店)
生八ツ橋といえば三角のものをイメージしますが、本来「生八ツ橋」といえば皮だけをいいます。
皮だけの生八ツ橋もかなりおいしいんです。
餡が入ってないので、とても食べやすいんですよ。
ぼくなんて開封したら一気に20枚食べてしまいます。
いろんなお店が生八ツ橋の皮を販売してますが、イチオシは聖護院八ッ橋総本店の「生八ッ橋」。
聖護院八ッ橋総本店の生八ッ橋には全部で4種類の味があります。
- ニッキ
- 抹茶
- 黒糖
- さくら
「ニッキ」と「抹茶」は一年中販売されている通年商品。
「黒糖」は「さくら」が販売されている時期以外買えます。
「さくら」は春の時期限定です。
自分用に買うなら簡単なパックに入ったものが20枚と量も少なくておすすめ。
上品な箱に入ってるのでお土産に最適です。
聖護院八ッ橋総本店の「生八ッ橋」は取り扱ってるお店も多いので、簡単に手に入ります。
京都駅のお土産物屋さん、百貨店などで買えますよ。
皮だけの生八ッ橋については「あんこなし「皮だけ」生八ツ橋の魅力とメーカーごとの商品を徹底紹介」で詳しく紹介しています。
他の皮についても興味があったら見てください。
月替わりのおたべ(美十)
京都の超老舗八ツ橋屋さん(聖護院八ッ橋総本店・本家西尾八ッ橋・井筒八ッ橋本舗)と比べると新しい八ツ橋屋さん・美十は「おたべ」が有名。
いろんな個性的な生八ツ橋を作っているんですが、イチオシしたいのは「今月のおたべ」です。
毎月、その時期らしい生八ツ橋が1ヶ月限定で販売されます。
季節を感じられる生八ツ橋を食べるために毎月このおたべを買うために京都に通いましたよ。
- 1月(相睦月):白みそあん
- 2月(雪消月):苺ショコラ
- 3月(夢見月):よもぎあん
- 4月(花残月):くるみつぶあん
- 5月(早苗月):ほうじ茶あん
- 6月(涼暮月):こしあんたれ
- 7月(歌見月):檸檬
- 8月(南風月):白桃
- 9月(夜長月):白胡麻
- 10月(時雨月):みたらしたれ
- 11月(雪待月):赤豌豆
- 12月(春待月):ショコラオレンジ
どれもおいしかったんですが、特に印象に残っているのは「11月(雪待月)」でしょうか。
さっぱりとした塩気がとてもおいしかったです。
あん入り生八ッ橋・抹茶あん入り生八ッ橋(西尾為忠商店)
生八ツ橋は三角だという常識を覆してくれる生八ツ橋がこちら。
西尾為忠商店の「あん入り生八ッ橋」、「抹茶あん入り生八ッ橋」はつぶあん、抹茶あんをそれぞれ真っ白な生八ツ橋の皮で包んでいます。
包み方が独特で、三角じゃなくて四角に折ってるんです。
完全無添加が売りの生八ッ橋は買える場所は3ヶ所と限られています。
お店では注文を受けてから餡を包んでくれるんですよ。
待ってる間に八ツ橋を出してくれるので好き。
一般的な生八ツ橋とは一線を画す個性的な生八ツ橋ですね。
「西尾」と名前がつくので「本家西尾八ッ橋」と同じ店だと勘違いすることもあるので注意してください。
【年末年始限定】夕子・白みそあん(井筒八ッ橋本舗)
お正月になると白みそを使った生八ツ橋が登場します。
白みその生八ツ橋はほどよい塩気と甘みが絶妙でかなり好きです。
中でも井筒八ッ橋本舗の「夕子(白みそあん)」がバランスがよくて好きですね。
餡に使っているのは、200年以上の歴史がある「本田味噌本店」の白みそ。
販売期間は12月〜1月の2ヶ月間ほど。
年末年始に京都に行くなら、白みそを使った生八ツ橋を食べ比べしてもおもしろいかも。
【春限定】聖・櫻花(聖護院八ッ橋総本店)
聖護院八ッ橋総本店が手がける春限定の生八ツ橋「聖・櫻花」は桜を堪能できる生八ツ橋です。
生八ッ橋(さくら)で、さくら餡を包んだ生八ツ橋は食べると桜のいい香りが口の中いっぱいに広がります。
いろんなお店が桜の生八ツ橋を販売していますが、この生八ツ橋の桜が一番濃厚でおいしいです。
ただしめちゃくちゃ甘いので、甘いのは苦手な人はご注意を。
【夏限定】あんなま ラムネ(本家西尾八ッ橋)
変わった生八ツ橋を食べたいなら「あんなま(ラムネ)」がイチオシ。
夏の暑い時、冷たく冷やして食べる生八ツ橋です。
一般的な生八ツ橋は冷やしたらダメなんですけど、この生八ツ橋は食べる前30分くらい冷やして食べるのがおすすめ。
青い生八ツ橋はインパクトもあるので、お土産に持って行っても驚かれます。
夏になると必ず買います!
【夏限定】寒天入り生八ッ橋「聖涼」(聖護院八ッ橋総本店)
寒天が生八ツ橋の中に入っているんで、ぷるんと弾力のある食感がおいしい生八ツ橋です。
透明感のある生八ツ橋は見るからに涼しげ。
この生八ツ橋も食べる前に冷蔵庫に入れて軽く冷やすのがおすすめですよ。
【夏限定】HANNARI(はんなり)生八つ橋 くず&つぶあん(吉祥菓寮)
これは葛を使った生八ツ橋です。
生八ツ橋の皮はかなり柔らかくて繊細な味わい。
中には粒あんが入っていて小豆のおいしさと葛の独特の風味が楽しめるんです。
この生八ツ橋も食べる前に冷蔵庫で冷たくして食べてくださいね。
口に入れると崩れるように溶ける生八ツ橋の皮が絶品!
【秋限定】夕子 栗あん(井筒八ッ橋本舗)
秋には栗を使った生八ツ橋が登場しますが、この「夕子(栗あん)」は濃厚な栗とニッキが絶品です。
想像以上に栗が濃厚で、さらにニッキの清々しい香りも楽しめる1つで2度おいしい生八ツ橋なんですね。
とにかく濃厚な味が好きなら一度は食べてほしいな。
【冬〜春限定】ショコラのおたべ
チョコレートをたっぷり使った洋風の生八ツ橋もおすすめです。
特に「ショコラのおたべ」には濃厚なチョコレートがたっぷりと入っているので、チョコレート好きにはたまりません。
最初は固いチョコレートも口の中で徐々に溶けていくので、その食感の変化も楽しめますよ。
オレンジも少しだけ入ってるんで、フルーティーな感じもしておいしいです!
2019年にはルビーカカオを使った「ルビーショコラのおたべ」も発売になりました。
木イチゴを使ったルビーショコラが入った、濃厚だけどさっぱりとしたおいしい生八ツ橋です。
さいごに
生八ツ橋を食べまくっているぼくがオススメの生八ツ橋を紹介しました。
ここで紹介した生八ツ橋の他にもおいしい生八ツ橋はまだまだあります。
もちろんぼく自身まだまだ生八ツ橋を食べ尽くしていないので、もっとおいしい生八ツ橋もあると思いますよ。
京都に来た時にはいろんなお店を巡って、生八ツ橋を自分の舌で味わってほしいです。
少しでもこのブログが役に立てばうれしいです!
これまで食べてきた生八ツ橋は「【京都土産】生八ツ橋の種類を徹底紹介!マニアが定番から珍しい味まで100種類以上まとめたよ」で全部紹介しているので、よかったら見てください。