今、カンボジア人との結婚を考えています。
カンボジア人との国際結婚において手続きは本当にややこしくて、用意する書類の数や色々な壁が立ちはだかっている状況です。
そのことについてはこのブログに前回書きました。
【カンボジア国際結婚】(1)カンボジア人と結婚できる?必要な種類などをまとめたよ
この前まではカンボジアでの手続きを先にするのを考えていたんですが、いろいろと考え直そうかなとも。
つまり日本とカンボジア、どちらの手続きを先にすべきかということです。
実際にカンボジア人と結婚した人、カンボジアの制度について詳しい人など色んな人に聞いて情報を集めました。
このページでは、日本とカンボジアの手続きはどっちを先にしたらいいのかについて書いていきたいと思います。
その具体的な計画についても、今のぼくの考えてを載せておきますね。
まだまだ始まったばかりで大変ですが頑張ります。
日本とカンボジアの国際結婚。どっちの手続きを先にする?
婚姻の手続きを日本、カンボジアどちらを先に行うのか。
ぼくは当初、カンボジアで手続きを終わらせた後に日本で手続きをする計画を立てていました。
でも、色々調べていくうちに色んな問題が浮かび上がってきたんです。
ちょっと露骨な表現になるんで、そのへんは想像していただきたいなと。
つまりお金と時間の問題です。
汚職ランキングで世界のトップクラスにあるカンボジアなのでいろいろとあるようなんですよね。
2018年の時点で汚職ランキング161位ですからね…
Corruption Rank – Countries – Listより
カンボジア人の信頼できる友人、カンボジア人と結婚した日本人などから情報を集めた結果、日本での手続きを先にやろうという方向で進めていきたいと思います。
先に日本で婚姻手続きを終わらせる
日本で先に手続きを終わらせようと思ったのはズバリ時間とお金を節約したいから。
あんまりこんな事は言いたくないけど、結局は金の世界なんでカンボジアで何もないところから婚姻許可を得るのは得策じゃないんだそう。
まずは日本で婚姻の事実を作ってから、その証明証をもってカンボジアで手続きする方が早く手続きできるみたい。
ずっと胃が痛いので、こういうことは出来るだけ速やかに終わらせたいです。
日本で婚姻手続きを進める具体的な計画
具体的にこんな風に手続きを進めていく予定。
相手が婚姻届を出すためだけに来日するのは難しいので、日本での届出はぼくだけで行うつもりです。
- 日本での婚姻に必要な書類を準備(日本人、カンボジア人それぞれ)
- 日本の市役所に婚姻届を提出(手続きはぼく一人でやる)
- 日本の婚姻証明書を持ってカンボジアで婚姻手続き
日本側の手続きはそれほど高いハードルはなさそうですが、問題はカンボジア側ですね。
なかなか一筋縄ではいかなさそう……
日本での結婚を成立させるために用意する書類
日本で婚姻手続きに必要な書類を確認してきました。
国によって必要な書類は違うみたいで、婚姻の手続きによってケースバイケースみたいです。
何が必要なのかは日本の役所で確認しておきましょう。
市役所などの戸籍課などに行けば教えてもらえますよ。
日本人が用意する書類
まずは日本人が用意する書類はこちら。
- 戸籍謄本
本籍地で手続きする場合には戸籍謄本は不要とのこと。
ぼくは本籍地と手続きする市町村が違うので戸籍謄本を取り寄せる必要があります。
書類は3ヶ月以内に発行されたものを用意してください。
カンボジア人が用意する書類
カンボジア人が用意する書類は日本人と比べて多いです。
- 独身証明書または婚姻要件具備証明書
- 出生証明書
ここで大事なことが一つ。
それぞれの書類にはカンボジアの国としての承認が必要です。
具体的にはカンボジアの外務省で「公印認証」を受けなければなりません。
書類を用意してもらう時には必ず公印認証をもらってください!
日本にあるカンボジア大使館では公印認証はもらえなくて、必ずカンボジアにある外務省に行かないといけないんです。
ぼくは公印認証をもらわなかったので、日本で婚姻届を受理してもらえませんでした。
つまりもう一度カンボジアに行って書類を取り直すハメに。
カンボジアの公印認証について
複数のカンボジアについて詳しいカンボジア人と日本人に確認したところ、カンボジアの公印認証は存在しないんだそうです。
ぼくが婚姻届けを提出した時にはこれが原因で受理されなかったのですが、他の自治体だと問題なく受理される可能性が高いそうです。役所によっては結構その辺が面倒くさいと感じましたね。
外国人との結婚をたくさんしている自治体だと慣れているので、問題なく受理されるのではないかということでした。地方都市は注意した方が良さそうです。
書類1.独身証明書か婚姻要件具備証明書
一つ目の独身証明書は、その人が独身であるかどうかを証明する書類です。
カンボジアの役所でもらった独身証明書
これがあればベスト。
もしそれが発行してもらえないなら婚姻要件具備(こんいんようけんぐび)証明書が必要になります。
これは、その人がカンボジアで結婚できる条件を満たしていることを証明する書類。
どちらも原本が必要で、さらに日本語訳(翻訳者名入り)を添付しなければなりません。
独身証明書の和訳はこんな感じ
書類2.出生証明書
出生証明書は、その人がどこで生まれたかを証明する書類です。原本が必要で日本語訳を添付します。
カンボジアの出生証明
大事なことは、この書類に国籍がカンボジアであることが記載されていること。
※ちゃんと国籍の記載があるので、この書類を用意すればOKです。
この書類にも公印認証が必要なんで注意してください。
あとはこの書類の和訳が必要。
こんな感じで大丈夫ですよ。
出生証明の和訳
記載がない場合には別の書類を用意しないといけません。
カンボジア国籍の記載がない場合には、次の2つのいずれかのものが必要です。
- 国民身分証明カード
- パスポート
これも原本が必要ですが、本人が来日して手続きするのでなければ預かるのは厳しそうですね。
最悪、これも用意できなければ国籍証明書の原本(日本語訳付)が必要です。
日本の結婚手続きの流れ
日本の結婚手続きは次のような流れになる予定です。
- 【カンボジア】カンボジア人が必要な書類の準備
- 【カンボジア】用意したカンボジアの書類を和訳
- 【カンボジア・日本】婚姻届に記入、カンボジア人のサイン、証人のサインをもらう
- 【日本】戸籍謄本を取得
- 【日本】役所に婚姻届を提出
まとめ
カンボジア人との国際結婚。
まずは日本側で手続きを行う方法についてまとめました。
婚姻届以外にも必要な書類はこれ。
- 戸籍謄本(本籍地以外で婚姻届を出す場合)
- 独身証明書または婚姻要件具備証明書(原本かつ和訳)
- 出生証明書※(原本かつ和訳付)
※出生証明書には国籍がカンボジアであると記載されてること。
記載ない場合には以下の書類が必要。
- 国民身分証明カード(原本)
- パスポート(原本)
いずれも用意できない場合にはこれを用意します。
- 国籍証明証(原本かつ和訳付)
ちなみに和訳に関しては専門家の翻訳でなくても大丈夫。
自分で翻訳してもOKとのことでした。ちなみに和訳には翻訳者の名前を忘れずに記入しておきます。
さあ、まだまだ前途多難な国際結婚ですが無事にできるのでしょうか?
次はこちら
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