こんにちは、カンボジアが大好きなレイです。
ぼくがはじめてカンボジアを訪れたのは2011年。
JICA海外協力隊(当時は青年海外協力隊)として2年間カンボジアに赴任したのがきっかけでした。
詳しくはぼくのプロフィールを見てください。
青年海外協力隊の活動が終わってからも民間企業でカンボジアで働くなど、カンボジアに住んだのは約3年間ほど。
大切な人を亡くしてからの思いの変化
2013年頃から一人の女性と知り合いました。
ずっと普通の友人として接してきたのですが、ここ1年くらいで急激に意識が変わってきたんです。
その大きなターニングポイントはやはりずっとつき合っていた人が自殺してしまったこと。
ぽっかり空いた心に穴をこの女性が埋めてくれた。
そんな気がしました。
もともと彼女の家族のことはよく知っていたので、いつでもウェルカムみたいな雰囲気に。
彼女の年齢のことも考えると、決断を迫られたのを感じたんです。
ぼくはもう少し時間をかけてもいいと思っていたんですけど、それもちょっと悪いなという気持ちに。
そこで2019年8月、彼女のご家族と話をさせてもらいました。
今回はきっちりと話をしたいと思ったんで通訳も入れて。
準備不足だったので、実際の事務手続きがこんなにも複雑だとは考えもしませんでした。
日本の結婚のようにスムーズにできると思っていたら大間違い。
カンボジア人と結婚するために必要なものは?
カンボジア人と日本人が結婚するには、かなり複雑で面倒くさい手続きが必要です。
日本人でも分かりやすいように、在カンボジア日本大使館のWEBサイトに手続きについて掲載されていました。
参考:日本人とカンボジア人とのカンボジアの法律に則った婚姻方法について : 在カンボジア日本国大使館
ここに書いてあることによると、日本人とカンボジア人が用意する書類はこうなります。
- 記載済みの婚姻許可申請書のコピー
- パスポートの顔写真ページ及び有効な査証ページのコピー 各1通
- 独身証明書
- 婚姻証明書(日本で婚姻が成立している場合)
- 健康診断書(カンボジアの国立病院が発行したもの)
- 警察証明書
- 在職証明書(所得額が明記されたもの)とその英訳
- 日本大使館発行レター
- 出生証明書
- 独身証明書
- 健康診断書(カンボジアの国立病院が発行したもの)
- 家族登録書
ものによっては取得に数ヶ月かかるものもあり。
さらにカンボジア人の女性と結婚する場合はさらにハードルが高くなります。
日本人男性側にかけられる制限がこちら。
- 月収2,500米ドル以上
- 50歳以下
これを満たしていない外国人男性はカンボジア人と結婚できません。
Procedure for Foreign Marriage – Ministry of Foreign Affairs and International Cooperationより
婚姻の手続きについて
書類も多いんですが手続きもすごく面倒。
- カンボジア外務省法務領事局に書類を提出
- カンボジア外務省が書類を審査
- カンボジア内務省が書類を審査
- カンボジア人が居住する地元の行政区にて婚姻許可を申請
ここまで終わってカンボジア側での手続きは終了。
発行された証明証を持って婚姻成立日から3ヶ月以内に日本側で手続きをしないといけません。
日本で必要になる書類はこちら
- 婚姻届:2通
- 日本人の戸籍謄本:2通
- 婚姻証明書:2通
- 婚姻証明書の和訳文(翻訳者名、サイン記載):2通
- 相手の国籍を証明する文書(パスポートまたはカンボジアID):2通
- 相手の国籍を証明する文書の和訳文(翻訳者名、サイン記載):2通
これらの書類を市町村の役所に持っていきます。
ざっと書いてもこんなにたくさんやらないといけないことがあります。
さらにカンボジアはかなり汚職にまみれているので、いろいろとお金がかかることもあるそうです。
カンボジアでの諸手続きをスムーズ進めるには賄賂がポイント。そのルールについてお話しするよ
ぼくにはハードルの高い結婚条件
書類の多さ、手続きの煩雑さやカンボジア独特の社会の問題などすでに頭が痛くなってるんですけど、さらに悩ましい問題がぼくにはあります。
それは健康問題です。
ぼくは持病があるので、提出が義務づけられている健康診断書の審査にパスするか相当不安。
なにを調べるのかも、どうなればOKなのかもさっぱりわからないからです。
結果はわからないけど進んで行きます
今回はぼくが結婚を真剣に考えて、相手ともしっかりと話をしたところからの話を書きました。
正直、相手はかなり楽観的に思っている部分もあるのでぼくは余計に心配になります。
これまでカンボジアにはそれなりに来ているので、慣れている部分もあるんですが今回はちょっと話が違います。
ガチガチの法律やカンボジアの社会の中でやり合っていかないといけないからです。
どれだけの時間がかかるのか、どれだけの費用がかかるのか。
最悪の場合には婚姻が不許可になることだって十分に考えられます。
でも、進めていくしかありません。
このブログにはこういうぼくの生のライフログを残していきますよ。
無事に結婚できるのか?それともダメになるのか?
ぼくにはまださっぱり見当もつきません。
第2話はこちら
カンボジアの国際結婚に関する記事はこちらからもどうぞ。
カンボジア人との結婚を考え出したきっかけなどについて書いています。
カンボジア人の友人に相談したところ、先に日本で婚姻届けを出した方が良いよということなので日本での婚姻届けの出し方について紹介しています。
コロナで2年間カンボジアに行けなったため、結婚の手続きもストップ。やっとカンボジアに行けたと思ったら必要な書類がもらえないという衝撃の事態に直面してしまいました。カンボジアで結婚を先にするように方針転換しました。
カンボジアで結婚の手続きを行うために日本で用意する書類をまとめました。一番苦労したのが警察証明(犯罪経歴証明書)ですね。
カンボジアで結婚の手続きを行うためにカンボジアで用意する書類をまとめました。日本大使館で独身証明書、病院で健康診断書など準備するものはたくさん。
カンボジアの国立病院で結婚に必要な健康診断書を発行してもらいました。行ったのはカンボジアでも歴史のあるカルメット病院です。
結婚式の打ち合わせでは、式で着る衣装や撮影、メイクアップなどについていろいろ決めました。
結婚式で使う写真の撮影です。プノンペンの写真スタジオで撮りました。
結婚式の招待状を作成して、親戚の家にご挨拶に伺いました。
結婚式前日。式に向けていろんな準備。
早朝からカンボジアの伝統的なカンボジアの結婚式をやりました。
外務省で婚姻の手続き。ここからが本格的な役所対応が始まります。
一番大変と言われる内務省の手続き。すべて終わるまで1ヶ月もかかりました。
外務省、内務省の手続きの次には地方自治体での手続きが待っています。これが終わればカンボジア側での婚姻手続きは終了となります。
日本で婚姻手続きを進めるために必要な、カンボジア語から日本語への翻訳について。
日本で婚姻届を提出しました。注意点も合わせて紹介しています。